お待たせしました、株主総会です。
当社の株主総会は、初の参加になります。
「ろくすけカブス」に入れておいて参加しないというわけにはいきません。
(少なくとも一度は参加するというのは、自分の中ではノルマみたいなものです。)
どうしても中西社長に直接確認しておきたいこともあったので、この機会を待ち望んでおりました。

株主総会
2024年3月28日(木)午後1時30分
栃木県鹿沼市下日向700番地
本社「RD1」センターコート
お土産 洋菓子(中身は後日、紹介させていただきます)
会場はグローバル本社「RD1」の建物の中心部にある、4層吹き抜けのアトリウムである「センターコート」。
大変立派なホールです。
席は300ほど設けられていて、うち250強が埋まっていました。
「こんなに便の良くない場所なのに、なんで?」「地元の方に熱烈に支持されているのかな?」などと不思議に思っておりましたが、帰り際に、お土産の影響が少なからずあるであろうことが判明致しました(笑)
議長は中西英一社長、三代目ですね。
グローバル企業へと発展させたオーナー経営者でありながら、どこか町工場のオヤジ的な雰囲気を漂わせております。
監査報告は「招集通知記載の通り」ということでカット。
報告事項は、スライドに合わせて、中西社長自ら、ご自身の言葉で説明していただくスタイルでした。
以下、印象的だった箇所を記録に残しておきます。
報告事項メモ
事業概況
(決算説明資料P.32以降の「2023事業概況~」に沿う形です。)
・重視する業績評価指標として、EBITDAを使用することの説明。
・新製品について
Ti-MaxZ990L/Z890L…国内、北米、欧州でディーラーから大好評。
Surgic AP2…中近東で既に販売し大好評、順次その他の新興国に展開。
成長戦略
[沿革]
・1930年創業。創業者中西敬一のモットー「堅牢、優美、適正廉価なものづくりを通じて、歯科医療に貢献する」が脈々と受け継がれている。
・2000年5月に2代目中西崇介からバトンを受け継ぎ、社長に就任。7月に上場。
・社長就任時に決意したことは、歯科用ドリルにおいて世界No.1になること。ただし当時は欧州のメーカーと比較してブランド力に大きな差があったため、NRP(NSK Reborn Plan)というグローバル戦略を策定。
・結果、2000年度当時の売上高73億円弱から2024年度予想744億円まで、10倍規模にまで成長。これを支えたのは、①新製品の上市 ②強固なグローバル販売網を構築するための現地法人立ち上げ。
・2015年度前後に念願の世界シェアNo.1を達成し、今日に至る。
・2030年は創業100周年。ここに向かって飛躍すべく、長期ビジョン「VISION2030」を策定、ダントツの「最優良グローバル医療機器メーカー」になることを目指している(以下、HP記載の内容について説明)。
[成長戦略]
・事業基盤強化(=設備投資:RD1,A1,A1+,M1、2017-2025)
・企業買収(=戦略投資:イエガー、DCI、リファイン、2022-2023)
… 当面、経営統合に注力。ただし外科事業は企業買収も選択肢として継続。
・各事業別の成長戦略については、決算説明資料に記載の通り。
→ 外科事業はまだ規模が小さいですが、「手術支援ロボットメーカーとのコラボ」「新領域の医療機器のビジネス展開」について、今後の動向を注目していきたいです。
サステナビリティ経営の取り組み
・E…カーボンニュートラル達成
S…NSKナカニシ財団、地域の文化活動「ナカニシライジングイベント」
G…指名・報酬委員会による議論
・ESG評価機関による評価改善にも積極的に取り組み中。結果、MSCIのスコアは3年連続で改善。現状A評価だが、さらなる向上を目指す。
→ この方面に係る開示の、近年の充実ぶりは目を見張るものがあります。機関投資家に買ってもらうための努力をしているということですね。
2024年度の基本戦略と業績予想
決算説明資料の通り。
以上、報告事項の説明にたっぷり時間をかけていました。
(14:02)
決議事項は以下の通りです。
- 剰余金処分の件
- 取締役6名選任の件
- 監査役1名選任の件
(14:07)
(続く)



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