1/31の3Q決算発表後、日々の地合いの良し悪しに関係なく、株価は堅調に推移している【3835】eBASE。
数字そのものには特筆すべきものがなく(人によっては、やや期待外れ?)、また戻り売りの厚さも想定される中で、不思議に思われた方も多いかと思います。
一体なぜでしょうか?
アサリの産地偽装問題に絡んだトレーサビリティのテーマ性?
ホルダーなら、この程度のニュースで動くような株ではないと分かっているでしょう。
例えばここを保有しているとある投資家が、関わっているサロンの会員に推奨したから?
常識的に考えて、わざわざ利益相反のリスクを負ってまですることではないでしょう。
(それは不誠実というものでしょう。)
私の出した答えは、「決算発表の内容そのものにある」。
押し上げる力が感じられ、読み解く力を持った投資家が確信を持って(しかも、おそらく目立たぬように)買っているような印象さえあります。
以下で順を追って説明していきます。
決算を読み解く上での前提
まず前提として、こちらの決算には強い季節性があります。
以下の有価証券報告書の記載をご覧下さい。
顧客側の予算の関係上、4Qに営業利益の5割以上が集中するということです。
ここから当社への投資の前提として、以下の二つが導き出されます。
- 良くも悪くも4Q次第。四半期単位で一喜一憂せず、年単位で見ていくべき(→つまり、長期投資向き)。
- 1~3Qは、商談の進捗状況を確認するためのものと割り切るべき。
2はつまり、1~3Qにおいては決算短信及び事業報告の「文章」を丁寧に読み込み、各分野で商談が順調に進んでいるかどうか、フォローをしていくことに注力すべきということです。
だんだん回数を重ねるうちに、ポジティブなのかネガティブなのか、現状及び今後の見通しについてニュアンスが分かってくるようになります。
特に、3Qは4Qに向けての重要な四半期となります。
2Qとの比較、前3Qとの比較で、書きぶりはどうなのかチェックすると良いでしょう。
ただ、それだけでは不十分です。
次回はその辺りを詳しく説明していきましょう。
(続く)
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