2023/1期決算が発表され(今期予想は良かったですね)、その後「決算補足説明資料」「質疑応答集」もリリースされております。
近年の取り組みを念頭に置きつつ、資料の読み込みと質問を交えた上での分析の結果、これからのグループとしての方向性につき、自分なりにかなり解像度が高まってきましたので、ここにまとめておきたいと思います。
まずは前期の振り返りから。
(資料で既に説明されていることは、極力省きます)
2023/1期決算概要(個社別に)
ここでは、個社別に実績を確認してみたいと思います。
有価証券報告書がリリースされればより詳しく分かるのですが、現時点で拾える情報から売上高・営業利益・営業利益率の個社別一覧表を作成してみました。
(「連結ー単体ー卑弥呼=海外」とみなしています)

ダブルエー単体
・円安進行による仕入原価の上昇に加えTVCM等の一過性の費用もあり、営業利益率は若干低下したものの、「跳べるパンプス」「ORTR」の認知度向上と値引き抑制効果が寄与し増収増益着地。
・純増9店舗のうち、7店舗が「NICAL」。中価格帯ブランドの取り組み強化が鮮明に。
・「跳べるパンプス」「ORTR」を活用した、他社との提携による販路拡大が一層進展。
・オンライン販売は、店舗販売正常化後も着実に比率上昇。
卑弥呼
・グループ全体の業績伸長への貢献度大。
・特に売上高+7.2億円に対し売上総利益+5.6億円と、利益率改善が顕著。海外仕入分に係るダブルエー単体での円安進行時の為替負担もあるにせよ、ラインナップ拡充・値上げ効果大(売上総利益は非開示ながら、売上総利益率改善は+1.6ポイント程度と推定)。
・テレビショッピング等での成功を通して、機能性訴求による新たな客層の開拓に手応え。
海外
・「オミクロン株」「ゼロコロナ」の影響により退店もあって上半期苦戦も、3Qより急速に持ち直す。
⇒ 対策緩和がフルで効く2024/1期以降に期待。
(続く)
次回は「重点施策」について深掘り致します。ここからが本番です。


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