「鉄道ホビートレイン」に乗り、予土線の車窓を満喫致します。
高知県内においては、日本最後の清流と称される四万十川の上中流域に沿って走る路線であることから、「しまんとグリーンライン」の愛称が与えられています。
こちらも「四万十・宇和海フリーきっぷ」のフリー区間の対象となります。
前方がよく見えるタイプの車両のため、随時ここからの展望も楽しめそうです。
「予土線接続駅」とある若井駅(正確には、この先の川奥信号場)までは、土佐くろしお鉄道(TK)の区間です。
ここが川奥信号場。
左側が予土線で、ループへと入っていく右側が土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線になります。
桜に彩られた、予土線に入っての最初の駅が…
家地川駅です。
この駅の少し先から、四万十川が車窓いっぱいに姿を現してきます。
大きく蛇行する四万十川。
また簡素な無人駅が見えてきました。
土手の上にある、打井川駅です。
「海洋堂ホビー館四万十」の最寄駅でもあり、ここから送迎もあります。
この辺りになると少し傾斜が出てきて、それまでの悠々とした流れに若干変化が出てきます。
黒い煙が出ているのは、四万十町森林組合の集成材加工場ですね。
渋い鉄橋で四万十川を渡ります。
集落に入り、特徴的な木造の建物が見えてくると…
土佐大正駅。
ここの停車時間は28分ほど。
列車の行き違いに加え、トイレ休憩の意味合いもあるでしょう(車内にはお手洗いの設備がありません)。
料金表を見てみると、下段に東海道新幹線の開業当時の停車駅が!
こんなところにも遊び心を感じます。
実はこちら側が、窪川駅からの下り列車の先頭になるのでした。
お尻の方がだんご鼻ということで、不格好ですね(笑)
駅構内です。
ピアノも置いてありました。
駅舎の外観がとにかく素晴らしい。
「旅も、くらしも、ゆっくりが えい。」
国鉄時代からある、駅案内板。
ここ一帯の雰囲気づくりに貢献しています。
以前見た時はもっとボロボロでしたが、あえて「国鉄」で塗り直されたか、新しく作り直されていますね。
実は旧国鉄が民営化されてJR四国になった際に、上から「国鉄」を隠してシールで「JR」と張って対応した過去もあるのだとか。
ただ雨風にさらされてはげ落ちてしまった後、面白いのでそのままにしておいたというお話もあります(←真偽不明ですが)。
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