日本の生活者としての投資を考える。

投資スタンス

昨今の執拗な円安傾向に対して、私は日本で暮らす「生活者」として危機感を抱いております。

投資をすることによって、低下していく購買力をカバーしていくのはもちろん意識するところではありますが、だからといって、海外株に投資して円から外貨に換えるフローには、できるだけ加担したくはありません

確かに、自分や家族の資産防衛を考えた時には、海外株への投資はリーズナブルに感じられます。

人口動態や社会保障、安全保障、自然災害など、日本という国そのものに対する不安が頭をよぎる方も多いと思います。


ただミクロではその行動が正しかったとしても、マクロでは果たしてどうなのか。

「自分や家族を守るために、外国株に投資する」ことが一般的なこととして大きなムーブメントとなり、例えばオルカンやS&P500への流入額が月を経るごとに膨らんでいくと、それこそ自分の行為そのものが円安を加速させることに繋がりかねません

回り回って、自らを苦しめることになりはしないか…


そのこともあって、日本のいち生活者としての私個人からのささやかな抵抗ではありますが、日本株、できれば特に外貨から円に換えられる力を持つ日本の企業(例えば、海外で通用する技術力・ブランド力のある日本の「匠」的なものづくり輸出企業や、インバウンドで稼ぐことのできる企業)への投資を強化していきたいという思いがより強くなっております。

美学というほどの大層なものではありませんが、自分が満足できる在り方として。

ポートフォリオ主要先の組み換えは行いませんが、配当再投資などの際は、投資対象として上記に該当するような企業の組み入れを前向きに進めていきたいです。
「いけすグローバル」への新規投資を再開したのも、その表れです。


ちょうどそんなことを考えていた折、以下の動画でも、PIVOTの佐々木さん(紛らわしいですが、お二方のうち進行役のほうです)が同様の対策として日本株への投資を提案されていた場面がありました。
(「円安のカギを握るのは日本の個人」というセクションがあります。)

このような問題意識を持って下さる方が、一人でも増えていくことを望んでおります。

そして私自身は、資産額で名目上豊かになるよりも、日々の暮らしの中で豊かさを実感できるようになりたいと考えております。

【年内1ドル=170円も。高まる通貨危機リスク】急激な円安の理由/為替介入の限界/米国は利上げも/日銀のジレンマ/カギを握る日本の個人/投機筋の思惑/通貨危機後のシナリオ/日経平均は上がる【佐々木融】
NISAつみたて投資枠での、日本株投信の購入も検討中です。
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