中小型内需に偏りがち問題への対処。

投資スタンス

個人投資家にありがちだと思うのですが、自分がよく理解できてビジネスモデルも面白いと感じられ、勢いもあるような企業を集めているうちに、いつの間にかポートフォリオが中小型の内需株ばかりになっていたりすることはないでしょうか?

私もそうなりがちなので、新規購入を検討する際は、以下のマトリクスを気にするようにしています。

Ⅱ 中小型・外需 
Ⅰ 大型・外需 
Ⅲ 中小型・内需
Ⅳ 大型・内需

なるべく違う属性で違う値動きをする企業をバランス良く組み合わせることで、その時々の相場つきに左右されにくい、ボラティリティを抑制したポートフォリオを作ることを目指しています。

(私の場合、上位3つがⅢに属しているというのもあります)

日経平均が爆上げなのに、内需・小型株ばかりの我がポートフォリオが壊滅的、といった状況はイライラしますし(苦笑)

それでもⅢに偏りがちですよね。
「わかりやすさ」「面白さ」「勢い」はピカイチですから。

ただ、人口減の成熟社会において超長期的に成長を遂げることの難しさを考えれば、Ⅲ・Ⅳであっても、できれば外に展開していく足掛かりができているものを選びたいです。

Ⅱという選択肢もありますが、そもそも投資対象として考えられる先が少ない気がします。

そうなると、やはりⅠに目を向けざるを得ないと思います。

ただ投資先とのコミュニケーションが取りづらいこともあり、今一つ「面白さ」には欠けるのが難点で、なかなか買い集める気にならないというのがこれまででした。

そこで考えました。
ここは分散投資でいこうと。

例えばスパークスの「厳選投資(新・国際優良日本株ファンド)」やNVICの「おおぶねJAPAN」に組み入れられているような、誰が見ても優秀なグローバル大企業(値がさ株のことが多い)を一単元ずつ買い集めて、ポートフォリオ内ポートフォリオを作る感じです。

外国人投資家の投資対象として常に注目されている企業群ですので、暴落時の復元力に期待している部分があります。

そして、親しみやすい中堅中小企業とはまた違って、超一流企業から学ぶこと(圧倒的な参入障壁の構築の仕方とか)も多いんじゃないかと思う部分もあります。

「いけす」の部分を置き換えていくイメージです。
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