今や、あらゆる生活関連分野に進出しようとしているニトリHD。
5/13(木)に株主総会を控えており、土日のタイミングで各業態の現況を確認したいということで、日用品の物色も兼ねて、各店舗をまわってきました。
東京メトロ24時間券(600円)を使い、まずは南北線の王子神谷へ。
この券は都内の店舗巡りには便利ですね。
23区内最大級の赤羽店です。
ここでの目的は、ニトリ店内でのアパレルブランド「N+(エヌプラス)」の様子を見ることです。
「トータルコーディネートの大人服。」
年齢とともに避けられない体形の変化に対応できるような、ゆるっとした服が多いですね。
着心地も意識しているそうです。
売り場はカラーコーディネートで訴求する形となっています。
ニトリとメンバーズポイントは共用できるんですね。
「くすみグリーン」系のコーデは、なかなか良さげです。
でも全体を見渡してみると、何かテンションを上げさせるものが足りないというか…
手に取りやすいお値段ではあるのですが。
ニトリ店内にあるのでお客さんは時々入っていってましたが、繁盛店になるまでのイメージは持てませんでした。
公式通販サイトを見ていると品揃えは良くなってきていると感じるので、今後どうアピールしていくかを見守っていきたいです。
家具売り場では、BEAMS DESIGNとの共同企画による家具シリーズが展示されておりました。
無駄のないシンプルな佇まいと、「たためる」「ひろがる」「かさなる」といった機能性が売りのようです。
続いて千代田線を使い北千住経由、東武伊勢崎線の梅島駅から歩いてニトリ環七梅島店の敷地にやってきました。
お目当ては「いきなり!ステーキ ニトリ環七梅島店」(元々、フランチャイズでやっていました)の跡地にできた、ニトリダイニングの運営する「みんなのグリル」1号店。
この3/18にオープンしたばかりです。
13:20頃に到着したのですが、行列ができておりました。
「お、ねだん以上。」をアピールしています。
お持ち帰りもできるんですね。
サラダ&スープ&ライスバーは、1回盛り切りで280円。
野菜の種類が寂しいので、サラダバーをアピールして稼ぐ気はなさそうです。
メインはチキンステーキ240g 500円。
表面がパリっと焼けているのとは対照的に、中のお肉はとても柔らかくジューシー。
思っていたよりずっと美味しかったです。
オニオンステーキソースと和風おろしステーキソースをかけることができますが、私は味のしっかりした後者が好みでした。
その他、チキングラタン 500円、リブステーキ150g 900円、ハンバーグ 150g 700円などのメニューがありました。
リーズナブルですね。
最も「お、ねだん以上。」を実感したのは、この200円の「ラズベリーソースダッチベイビー」。
あったか生地に、冷たいアイスと生クリーム、ラズベリーソースを絡めていただくこの美味しいドイツ風パンケーキは、お店の名物となることでしょう。
トータル980円と、デザートを付けて1,000円を切りました。
店舗は130平方メートル、座席数は48(目視)、私の滞在時間は50分ほど。
フロアスタッフ4名はてきぱき動いていて、店の回転もなかなか良さげです。
人気があるようで、私が出た14時過ぎでも行列がありました。
この業態は、ニトリでの滞在時間を長くするための強力なツールとなる可能性を感じました。
多店舗展開もいける雰囲気ですね。
ニトリの店内をチェックしますと、「みんなのグリル」で使われていた「すべりにくい木製トレー」や…
ステーキ皿も売られていました。
ダッチベイビーのスキレットも探せば同じものがあったことでしょう。
自宅でちょっと試してみたくなる方もいるんじゃないでしょうか。
この辺もコストを抑えつつ、相乗効果を図る工夫の現れでしょうね。
最後に、丸ノ内線支線の終点・方南町にある島忠ホームズ中野本店に来ました。
B1F・1Fのホームセンターはかなりの賑わいで、魅力を感じました。
ニトリがここを欲した理由も分かる気がします。
2Fは家具売り場なのですが、ニトリ商品の取り扱いを始めたようです。
高級家具も並ぶ中で、リーズナブルなニトリの家具コーナーもあるよといった感じで、現時点ではお客さんに多様な選択肢を提供する位置付けでしょうか。
島忠の経常利益率を、2020年8月期の6.6%から5年後の26年2月期には12%まで高める計画ですが、売り場の方はどう変わっていくのか、また時間を置いて訪れてみたいと思います。
それにしても、同時並行的に一気に色々手掛けることになりましたね。
売上高1兆円は既に視野に入ってきましたので、あとは売上高3兆円に向けて大きなつまづきもなく成長を続けられるのか、その真価を問われるフェーズに入ってきた気がします。
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