コモンズ投信伊井さん・NVIC奥野さんのトークイベントに参加しました(その1)。

投資日記

昨日(6/4)、SBI証券主催の「骨太な長期投資家2人による白熱!トークイベント
コモンズ投信 伊井氏 ×NVIC 奥野氏」に参加してきました。

私はここ数年、相場が不安定な状況にあって長期投資の原点に立ち戻りたいと思った際は、奥野さんの過去の本や記事を読み返したり、動画を視聴したりすることが多かったです。
言うなれば、痛みが生じた時に、骨を正しい位置に戻すべく整体に通うような感じでしょうか。

じり下げが続く令和相場の真っ只中で、このようなイベントに参加する機会に恵まれたのは良いタイミングでした。

18:30からだったので、軽食は有難かったですね。

コモンズ投信の伊井さんとモデレーターの福本さん。
「日本株の長期投資」を実践されている貴重な投資信託で、そのパッションと未来志向には感銘を受けました。
2018年3月末現在、約98%のお客さまの運用損益がプラスというのは素晴らしいことですね。

NVICの奥野さん。
朝テレビで放映された日経モーニングプラスでは、時間も限られていたためどこか借りてきた猫のような感じでしたが、こういう場になると本領発揮ですね。マイク要らずの大演説でした(笑)

それでは、テーマに沿って私が勉強になったいくつかのポイントを紹介していきたいと思います。

価値を増大させる企業を選ぶ。

伊井さんが紹介してくださったのですが、平成30年の期間中ずっと東証に上場していた1,287社のうち、時価総額が5倍以上になったのは約5%の64社ということです。

したがって中身の選別が重要という話になるのですが、TOPIXは東証一部の内国普通株式全銘柄を組み入れており、世界的に見ても異常なインデックスということです(S&P500のように、通常は選別された上で使われている)。

ここで東証一部とS&Pの時価総額の比較です。

表示されていたスライドによれば、東証一部の時価総額の中央値は449億円しかありません。
時価総額基準が目下話題となっていますが、かつて基準を甘くしたために吹けば飛ぶような企業も多数含まれ、流動性にも難があります。

一方、S&P500のそれは24,520億円。
世界で戦える選りすぐりの企業が集まっている訳で、市場の信頼性が全然違いますよね。

奥野さんは、「インデックス・アクティブの区別の前に、その中身の企業が価値を作っているか否か、自分で判断するようにして下さい」と仰っていました。

ここで奥野さんがいつも使っている、「構造的に強靭な企業」のスライドが表示されます。

その企業が提供する商品やサービスが、社会に無くてはならないものである
この企業と戦っても、勝ち目がないと思わせるほどの強さがある
自明で不可逆的な世の中の変化を、成長の追い風にしている
という観点ですね。

私も銘柄選択において、まさにこういったことを考えるようにはしていたのですが、奥野さんにうまく言語化していただいたおかげで、自分の中で定着させることができました。

伊井さんの判断軸もユニークです。

この20年目線の長期投資、いいですね。

どんな時代でも競争力が高く、外部環境の変化を乗り越えられる強い会社を選ばなければなりません。
そして子供に「いいね!」と将来言ってもらえるような会社に投資するということは、自然とESG投資的要素を含んだものになりますよね。

(次回に続きます)

↑奥野さんの対談記事が掲載されています。オススメです。
森岡毅氏(日本“最強”マーケター) 奥野一成氏(先駆的ファンドマネジャー)特別対談
投資マインドが日本を強くする

非常に中身の濃いトークイベントです。奥野さんのキャラの濃さのせいもあるかもしれませんが(苦笑)
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