先週の水曜日(10/13)、エーザイ名物CFOの柳良平さんの講演、そしてコモンズ投信渋澤会長との対談があるとのことで、コモンズ30塾に参加させていただきました。
柳さんは、エーザイの専務執行役にして早稲田大学大学院会計研究科客員教授でもあられ、「柳モデル」で知られるように、「見えない価値を見える化する」ことに取り組まれてきた方です。
そしてコモンズ投信の渋澤会長は、立ち上げた時から一貫して、長期投資の要は企業の「見えない価値」にあると仰り続けています。
違った立場で同じものを見続けているということですね。
講演の中でも冒頭に柳さんがお話されていましたが、コモンズ30ファンドへの組み入れ直後、エーザイが「アリセプト®」の特許切れで苦しんでいた時(2014年のバレンタインデー)に、渋澤会長が柳さんにかけた言葉がまた素晴らしいのです。
無理をしていませんか。
短期志向や株主偏重主義になって、人件費や研究開発投資を犠牲にしていませんか。
足元のEPS(1株あたり当期純利益)や配当を創ろうとしていませんか。
シビれます…
これぞマラソンの伴走者としての長期投資家の在り方ですよね。
このお二方の対談が面白くないわけがありませんね!
講演及び対談の内容は、主にエーザイの「価値創造レポート2021」(P.53~60)での対談の内容に沿ったものでした。
(このレポートの該当箇所は一読の価値があります!)
次回以降、順不同ではありますが、私が感銘を受けた箇所やその所感について述べてみたいと思います。
(続く)
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