コモンズ投信伊井さん・NVIC奥野さんのトークイベントに参加しました(その2)。

投資日記

前日の続きです。

長期投資の重要性とアクティブファンドの役割

伊井さんは、「経営者は長期投資家を求めている」と仰っていました。

某社の例を挙げていたのですが、目下先行投資がかさんでいて赤字になっている場合、残念ながら国内の機関投資家は黒字化の見通しばかりを聞いてくるとのことです。

経営者が求めているのは、集めた資金を使って何を成し遂げようとしているのかを理解してくれる良き相談相手、「壁打ち」の相手であり、そこにパートナーとしての我々の役割があるのだと話されていました。

奥野さんからは、資本主義社会において「投資は権利だけでなく義務でもある」とのお言葉がありました。

企業が営業利益を得るのは、問題解決の対価によるもの。
持続的に結果を出している企業は、社会の問題を解決している。
これこそが資本主義の根幹であり、価値を生み出す企業に対しては投資を通じてサポートすべきであると。

ここで、今日の記事の冒頭のスライドにつながります。

社会の課題解決に資する事業を作る、つまり0→1を生み出すのが企業家(起業家)の役割
それを1→100に効率よく加速させるのが投資家の役割
個人は労働者として企業活動に参加する一方で、投資家(オーナー)として企業活動を加速させることもできます。
それがより良い社会の実現につながるということです。

余談ですが、奥野さんは「だめな会社にはビタ一文も払いたくない」と仰ってましたね(笑)

全体を通しての所感

今回は伊井さんが日本株寄り、奥野さんが米国株寄りで話を進めていただきました。

奥野さんは、長期投資については「米国株の方がやりやすい」と話されていました。
アメリカには3.2億の人口、世界全体の1/4のGDPという明らかなアドバンテージがあり、成功したビジネスを世界に展開しやすいからです。

でも私は日本株での長期投資を諦めたくはありません。


価値創造を続け、社会の課題解決に資する企業を自分で選別した上で、相場動向に気持ちを振らされることなく資金を投じ続けていれば、日本株、米国株どちらであっても、それは十分可能なのだという強いメッセージをお二人からいただいた気がします。

SBI証券さんを含め、このような機会を設けていただいた皆様に深く御礼を申し上げます。

個人型確定拠出年金は「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」にお任せしようと思っています。
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