NVICブロガー座談会(2)~19年9月 京都ブロガー座談会旅行記その3

投資スタンス

京都ラボはこんな素敵な空間でした。
明道寺という古寺跡を改装し、運用モデルの研究開発及び人材育成の拠点として活用しているとのことです。

こういう場所に身を置いていれば、感覚も研ぎ澄まされる気がしますね。
なんとなく、テンプルトン卿の「祈りをもって始めれば、思考も明瞭になり、不注意な間違いも少なくなる」という言葉に通じるものを感じました。

それでは座談会の続きです。

S&P500の弱点とは。

資産運用の王道とも思えるインデックス、S&P500にも弱点があるとのお話をうかがいました。

それは時折「バブルが発生する」ということです。

指数が時代を象徴する企業群の時価総額上昇の影響を受けるため、ドットコム・バブルに象徴されるように、その時点ではバブルかどうか分からなくても、後になって明らかにそうだったと気付く事象が度々起こります。
今だと、「プラットフォーム」や「〇aaS」「サブスク」といった辺りは危険な香りがしますね。

そして株価が落ち始めたら「我先に!」と逃げるため、谷も深くなる。
なぜそうなってしまうのかと言うと、自分が分からないものに投資している人が多いから

そうではなく、下がったら喜んで買うためにはどうしたらよいか。
その答えが、NVICさんの提案する「構造的に強靭な企業」への投資というわけですね。

市場全体のバブル崩壊時においてもこういった企業群は真っ先に買われ、回復も早いです。
実際、「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねのマザーファンド(及び設定以前のバックデータ)も、下値を限定することによって優れたパフォーマンスを実現しています。

上昇相場におけるパフォーマンスでは他のファンドに劣後することがあっても、ボラティリティを抑制し「負けにくい投資」で含み益を積み上げていくことは、長期的な資産形成を行っていく上でとても大切なことですね。
私はここが「おおぶね」の最大の強みだと思いました。

質疑応答・ディスカッション

投資の素晴らしさを若い人に届けるにはどうしたらよいか。

悲しいかな、自分で興味が湧かない限り、若い人にとって投資を学ぶ機会は限られています。
NVICさんも、その投資哲学をいかに浸透させていくか、まだまだ試行錯誤の段階とのことです。

  • 個別株における株主総会のように、投資家との直接の対話の場を増やしたらどうか。投資先企業との接点を持つ機会を設けても面白い。そういった場で「オーナーシップ」を実感してもらえれば。
  • 投資は、例えば学歴など関係なく、誰にとっても公平なもの。その素晴らしさを伝えたい。
  • とはいえ、実際に理解して投資ができる人間は限られる。ファンドも全員に買ってもらう必要もないのではないか。 等々

ブロガーからは以上のような意見が出ました。

一方、奥野さんには以下の想いがあります。

貧困は遺伝する。でも日本には幸いにも優れた公的教育システムがあり、それを断ち切れる可能性は十分ある。そこに希望を見出したい。

そのために「自分」だけでなく、「資本」(お金に働かせる)というレベニューストリームもあることを、世に示したいということなんですね。

「労働者マインド」に凝り固まったサラリーマンから、「オーナーシップ」を持ったビジネスパーソンへ。

一人でも多くの方が真っ当な株式投資を通じて豊かな人生を歩んでいただけるよう、私も僭越ながら「同じ船に乗る」想いでNVICさんの活動を応援していきたいと思っています。

多くの学びのあった場でした。NVIC、そして参加者の皆様、ありがとうございました。
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