悩ましい銘柄分析記事。
読まれにくい理由として、前回以下の3つの理由を挙げました。
- そもそも、その銘柄に関心が無い。
- ボリューム過多。
- 実は中身が薄い可能性。
それぞれへの対処方法として、次のように案を考えてみました。
「そもそも、その銘柄に関心が無い。」に対して
注目されている銘柄について書く。
大幅赤字を出したとか、株価が急騰したとか、センセーショナルなニュースの出た企業について書けばいいのかもしれません。
ただ、アフィリエイト目的が大きいのかもしれませんが、話題性やアクセス数を最優先にしてしまうと、読まなくてもブロガーが普段書いている内容から、「こういう持論に持っていきたいのだろうな」という意図が見えてしまったり、最悪の場合、芸能人について書かれた「いかがでしたかブログ」のように中身の無いものになってしまいかねません。
私の場合、見ている企業の範囲も広くないですし、興味にも偏りがあります。
また、書くからには内容の一つ一つに自分なりの独自性を持たせたいので、この路線はちょっと考えづらいですね。
フックを工夫する。
一般的にはマイナーな銘柄でも読んでいただくためには、そのためのとっかかりが必要かと思います。
たとえ自分では会心の内容の記事が書けたと思っても、銘柄名だけでスルーされてしまうのは悲しいものがあります。
例えば、タイトルに副題を付けるというのはいかがでしょう。
この点、「みんなの運用会議」のレポートが参考になります。
以下のような感じです。
仮にエスプールという企業について知らなくても、ちょっと読んでみたくなりませんか?
あとリンクスリサーチさんのレポートは、魂のこもった導入部もいいですよね。
「ボリューム過多。」に対して
着眼点や評価ポイントを端的に書く。
自分がなぜその企業に興味を持ったのか、どこを評価しているのかを端的に書くということです。
個別企業の記事で書きたいし読みたいのは、そういう類のものだと思うのです。
参考になるのは、投資信託のマンスリーレポートです。
組入上位10銘柄について、わずか数行で組入理由を書いていたり、個別企業をピックアップする際でも、図表に頼らずに文章だけでその企業の価値提案の素晴らしさを表現できていたりして、自分が保有していない企業であっても興味を引かれる内容になっていますよね。
私が目指すべきは、あの境地です。
いっそのこと、直近の決算内容については触れないくらいでもいいかもしれませんね。
であれば、決算シーズンでなくても書くことができますし。
投資信託のようにマンスリーで分析記事を書くのはしんどいですけれども(苦笑)
「実は中身が薄い可能性。」に対して
「自分はどうするのか」を書く。
多くの方が知りたいのは、上記の「なぜその企業に興味を持ったのか、どこを評価しているのか」に加えて、それに対して「どういう投資スタンスで臨み、実際に行動するのか」ということではないでしょうか。
そこからそのブロガーが懸念する材料も透けて見えてきたりしますし。
少なくとも私は、実際にブロガーが投資している企業について書いている、生々しい感情が表れた記事を読むのが好きです。
そういう意味では、煽り気味の記事も嫌いじゃありません(もちろん、程度にはよりますが)。
「この人はこういう見方をしているけど、実はこの部分も評価できるよね」とか、「確かに凄い伸びているけど、ここの前提が崩れると危ういよね」とか、新たな投資アイデアが生まれたり気付きを得たりすることもあります。
自分もどこかの誰かにちょっとでも投資のヒントを与えられるように、魂をこめたものを書きたいです。
なおブログを書くことで大きいのは、自分の考えを他人の眼を意識しながら整理でき、後日振り返りもできるということですね。
アウトプットすることで力が付くというのは、投資についても言えることではないでしょうか。
結論
結局のところ、「自分が面白いと思う企業について、どう面白いのか、どう向き合うのかを伝える」こと、そして「面白がって書く」ことが大事なのではないかと思います。
例えば、みきまるさんのブログが長く読まれているのは、そういう部分が大きいんじゃないかなあって。
つらつらと書かせていただきました。
ちょっと自分自身でハードルを上げてしまいましたね(汗)
ということで、忘れた頃に銘柄分析記事も書きたいと思います。
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