高田純次に学ぶ株式投資。

投資スタンス

やっぱり人間は難しいことに挑戦したほうがいいよ。オレはいやだけど。


テキトー男で知られる高田純次も、時に核心を突いたことを言うのですが、私がハッとさせられた言葉の一つに以下のものがあります。


「ようするに笑いは裏切りだから」


冒頭のものもそうですが、お笑いの場合、紋切り型のフレーズやお決まりのシチュエーションをあえて崩すことで、聞き手や視聴者の予定調和を裏切るようなものが多いですよね。


ふと思ったんですが、株式投資においても、良い意味での「裏切り」が鍵になるのではないでしょうか。

清原達郎氏の言う「バイアスを味方にする」とは、そういうことなんじゃないかと。


例えば、投資候補先に関して以下のようなバイアスが定着していたら、もしかしたら株式投資で大きく取れるチャンスが潜んでいるかもしれません。

・成熟した業界だから、そこに属する企業も成長の望みが薄い

・会社の規模が小さいので、大手が参入してきたらひとたまりもない

・円安だと原材料上昇により、業績が悪化してしまう

もしもこれらを否定できるようなファクトを見出せたとしたら…


また、

・PER20倍に達しているから、割安ではない

というのも、ある種のバイアスである可能性があります。

その企業が持つ「経済の堀」の深さ、そこからもたらされる成長の持続可能性からすれば、PERが30倍以上付いて然るべき、といったケースは往々にしてありますから。


こういったバイアスに対する、いい意味での「裏切り」が顕在化すれば、大きく取れるはずです。

また、そうしたアイデアを幸いにも思いついたら、結果が出るまでできるだけ引っ張りたいものです。

誰もがひと目見て分かるスクリーニング結果だけでは、こうした「裏切り」の可能性を探りだすことはできないだけに、そのアイデアには大変価値があると思っています。


誰もが認める優良企業が期待通りあるいは期待以上に成長するのも、オーソドックスな長期投資の在り方であり、安定した運用にもつながると思います。

ただ、一部でいいのでこうした「裏切り」のアイデアも持ちながら投資するのも、また楽しいものだと実感しています。

たまにはこだまの旅もいいものですよ。
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コメント

  1. 保守的投資家 より:

    成熟した業界だから、そこに属する企業も成長の望みが薄いというのに反論して
    ピーター・リンチも「砂漠に咲く一輪の花」と言ってそうゆう銘柄を好んでいましたし要するにセクターの成長よりも個別の利益の成長が大事でリンチも言っていたとおもうのですが以外とそうゆう銘柄は安全な傾向にあると思います。
    日本株にはそうゆう投資機会が多くあるのかもしれませんね。

    • 6_suke より:

      業界が成熟すると競争環境が穏やかになるというプラスのメリットがあるため、そこでシェアアップできるような競争優位性を持つ企業は実は投資に向いているんですよね。

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