20代で投資を始めて良かったこと。

投資スタンス

私が投資信託によって投資を始めたのは、今から20ウン年前の、まだ20代だった頃です。
個別株に真面目に取り組むようになったのは30代になってからで、最初の頃はひたすら投資信託の積立でした。

当時は今と比べるとあまり投資をきちんと学べる機会も乏しく、そもそも周りに実践している人間が全くいないという状況。
まだ日本経済の先行きに対する危機感が薄かったのでしょうね。

私自身の意識も低くて、なんとなくTOPIX連動のインデックスファンドと、日本の高配当株を投資対象としたアクティブファンドを中心に積立を行っていました。

そして2007年のリーマンショック前のピークの時期に大部分を利確し、ようやく個別株に本格的にシフトしたという経緯があります。


この期間の投資で得られた教訓が、主に二つあります。

教訓その1:続けていれば、いずれ報われる。

TOPIXの推移が物語るように、積立をしていた期間のうち、前半はITバブルの崩壊もあって大いに苦しめられることとなりました。
(おそらく、米国株であっても同じような結果だったと思います)

それでも愚直に続けていれば、ドルコスト平均法によって、いずれ報われる時期が来ることを実感することができました。

この経験から、個別株投資においても、一定量を買いたい場合でも一気に買わず、時期を分散して少しずつ集めていくようなスタイルを採るようになりました。

教訓その2:投資資金の天引きの習慣は、資産形成を加速させる。

より大きかったのは、「給料天引き」の仕組みを定着させることができた点です。

投資に充てる資金は「初めから無いもの」として天引きした給料の中で自然と生活できるようになりました

そして月数が経過していくうちに、「まだまだいけるのでは!?」といった感じで、生活とのバランスを考えつつ、積立の額を徐々に増やしていくことになります。

不思議なもので、この循環に入ってくると、思い切ってお金を使う場合でも(節約一辺倒でなく、メリハリも大事!)、「それは自分にとっての消費か?投資か?」と慎重に考えるようになり、ますます(狭義の)投資に回すお金を増やせるようになっていきました。

若いうちにこのマインドの生成ができたことが、自分にとっては大きな財産となりました。

まとめ

20代が投資に回せるお金など知れていて、そこから複利効果で得られる資産成長は、5~10年程度のスパンでは、金額にしたら大したことにはならないかもしれません。

それでも、早くから投資に取り組むことで、「投資資金を確保しようという意識・習慣」が形成されることは、長期的に見て非常に大きいと感じます。

給料が上がってきた時に、生活レベルを身の丈に合ったものに保ちつつ、投資資金により多くを回せるようになると、やがて「雪だるま」的な資産成長を実感できる時期が訪れることになるでしょう。

私みたいにいい加減なスタートでも、投資にお金を回す習慣さえ定着させることができれば、長い目で見れば何とかなるものだと実感しています。

幸運にも若くして投資の重要性・可能性に気付いた方は、不遇の時期が続いたとしても、ぜひ諦めずに投資を継続して欲しいと心から思います。

今の若い方は、私の若い頃と違って本当によく投資の勉強をされているなあと感心するばかりです。
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