こうもアゲアゲ相場が続くと、「あの時こうしていれば良かった」などと考えてしまいがちです。
機会損失に対する後悔から逃れることは、なかなか難しいものです。
その対策としての究極の形の一つが、インデックス投資のつみたてです。
誰にでもできる思考停止の手段であり、それこそがこの手法の最大のメリットなのかもしれません。
もしこの手法を採らないのであれば、自分についてまず客観的に分析してみることが大事かと思います。
感情的な特徴、持っている知識、投資をする動機。
能力、そしてその限界。
これらを冷静に整理した上で、
「自分はここまでしかしない」
「これは見ないようにする」
などとルールを決めてしまうのがいいかもしれません。
例えば、一度ハマると歯止めが利かなくなる傾向があるなら、信用取引をしない。
材料やテーマに人に先んじて気付くセンスが無いのなら、いっそのこと追わないようにする。
これは私が一番よく知っている人物の例です。
つまり私自身のことなんですけども。
「やらないこと」をルールとして決めてしまうと、そのルールの外で起こったことに対する関心は無くなっていきます。
先の例だと、とある材料株が噴き上げたとしても、元々そこで儲けるつもりがなかったわけですから、「へー」としか思わなくなります。
こうなればしめたものです。
「なんでもやる」という前提でいることは、どこまでも儲けられる可能性があるということと同じです。
どうしても機会損失を意識する方向になりがちです。
さらに無差別級に身を置くということは、全ての人が比較対象となるわけで、後悔を助長することになりかねません。
上を見てもキリが無いだけにやっかいです。
でも「自分は違うルールの下でゲームをやっている」という意識を持つことができれば、他人のことはどうでもよくなります。
中途半端に比較可能性があるからこそ、他人を羨んだり妬んだりするのです。
これを読んでいただいている方の中で、「ウォーレン・バフェットより資産が少なくて悔しい!」と地団駄を踏んでいる方は、おそらくいらっしゃらないかと思います。
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