個人投資家の特権の一つは、誰にも気を遣うことなく、好き勝手にポートフォリオを組めることです。
しかし、どうしても個人の好みや得意分野がありますので、業種に偏りが出てきてしまいますよね。
そして気が付けば、「情報通信や小売ばかりになってしまった…」という事態にもなりがちです。
(「ろくすけカブス」も、まだ相当偏りがありますね…)
その一方で、業種別ETF(TOPIX-17シリーズETF)を見ても、さまざまな市場環境に応じて値動きが変わってくるという、厳然たる事実があります。

(「鉄鋼・非鉄」「エネルギー資源」「銀行」は、個人的に個別株で投資したくない分野なのですが、値動きは自分の好きな分野とは異質な動きをしています。)
あまり個々の企業に強い思い入れがなく、セクターローテーション戦略を採り入れている方なら、状況に応じてその都度投資先を入れ替えていくこともできるでしょう。
しかし、私みたいな基本バイ&ホールドのタイプは、業種に偏りがあると、市場環境によっては厳冬の時代が長く続くことになりかねません。
また年齢とともにパソコン画面を見る時間は減らしていきたいですし、自分に万一のことがあった場合にしばらく動かさなくても済むような形にしたいという思いもあります。
そんなこともあって、ポートフォリオ全体としての値動きは徐々に抑制する方向に持っていきたいと考えており(20年くらいかけて?)、その検討材料として業種別ETFが一つのヒントになるのではないかと思い至りました。
(続く)



↑ ポチっとお願いします。
コメント