このところ「成長株いけす」に魚を入れていく作業に少し力を入れています。
今日はそのお話をしようと思います。
「成長株いけす」を作ろうと思った背景
お察しの通り、これは優待バリュー投資家・みきまるさんの「優待株いけす」にヒントを得たものです。
みきまるさんの場合、
- 優待+配当の総合利回りの高い株を単元で買い、「優待株いけす」に入れて値動きの様子を見る
- 「優待株いけす」の中で比較し、総合的に力のある株を買い増して主力株に昇格させる
というプロセスにより、「優待バリュー株」の選抜作業を常時行っていらっしゃいます。
私も数は少ないものの優待株を最小単位で売買したりもするのですが、いかんせんみきまるさんとは違い、ここから「ろくすけカブス」に選抜することはほとんどありません。
銘柄選択基準が全く違うからです。
ただ、「少し買ってみて、吟味し、絞り込む」選抜システム自体は素晴らしいと思いましたし、また監視対象を広げる時間も以前よりは確保できるようにもなったため、「ろくすけカブス」への昇格を視野に入れた「成長株いけす」を作ることにしました。
「成長株いけす」に入れる株
株を新規に購入する際、基本的にはずっと持ち続けられるものを選びたいと考えています。
その準備として、銘柄ごとに「投資アイデア」と「リスク要因」を整理しておくのですが、
- 長期で期待できる「投資アイデア」があるが、足元は「リスク要因」が気になるレベルにあり、大きくは踏み込めない
- ほぼ死角は見当たらないが、株価は将来価値を織り込んでも割安とは言えない水準になっている
といった「惜しい」銘柄がたくさん出てきます。
これまではそういった銘柄群の株価が上昇していくのを指をくわえて見ていることが多かったのですが、とりあえず少ない株数でも持つことで真剣味を持って監視を続けた方が、その間の株価上昇のメリットも享受できていいのではないかと考えるようになりました。
また「ろくすけカブス」銘柄を株価上昇等により売却するにしても、少ない株数だけは残しておいた方が良質な変化が起こったときに素早く気付くことができ、復活させやすいという思いもありました。
今保有している「成長株いけす」銘柄を挙げると(全てではないですが)、以下のようなものになります。
【2222】寿スピリッツ
【2471】エスプール
【3038】神戸物産
【3064】MonotaRO
【3092】ZOZO
【3359】タイセイ
【6289】技研製作所
【6750】エレコム
【8111】ゴールドウイン
【8117】中央自動車工業
【8919】カチタス
なんとなくイメージいただけたでしょうか。
(実は株主総会参加用に、地方銘柄も多めです)
作ってみて分かったこと
とりあえず「成長株いけす」に入れてみて分かったのは、各々がポートフォリオに与える影響が極めて小さいがために、高い株価からの少々の下落には動じなくなり、「握力」を発揮できることです。
業績が伸びている企業群なので、この「成長株いけす」全体としては育っていくという感触もあります。
優待株は守りの部分では一定の効果がありますが、今後の業績に対する自信が持てず、結局は細かい売買をする形になってしまうのとは対照的です。
私は株主優待に対するこだわりは強くはないですし、待機資金はこれで行こうと思っています。
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