「偏愛」と「安定」。

投資スタンス

ポートフォリオ運用を長く続けていますと、どうしても投資先ごとに思い入れの濃淡が出てきます。
特にコロナ禍に揺れたこの1年余りで、その度合いが強くなってきました。

長く運用を続け苦楽を共にするのであれば、思い入れの強くなってきた企業、「偏愛」の対象となる企業については、優先的にポートフォリオの上位に据えたいもの。

ただそのような「偏愛」企業は、大輪を咲かせるまでに時間がかかるからこそ、思い入れが強くなっている部分が少なからずあります
こういった企業群だけに集中投資をしてしまうと、ハマれば良いのですが、資産形成としてはなかなか辛い状況が続く可能性も否めません。

そこで、このようなチャレンジングな投資を持続可能とするためにも、ポートフォリオの「安定」運用に資するような企業群で、脇を固めることを意識するようになりました。

現在の「ろくすけカブス」のスタメンの中~下位は、十分な実績や規模(時価総額500億円未満のマイクロキャップは極力回避)を有し、機関投資家からも定評があるものが中心です。

「投機」としての面白みには欠けるものの、流動性があって投資信託にも組み入れたくなるような手堅い企業群ですから、仮に市場全体が暴落するようなことがあったとしても、その後に一定の復元力は期待できるでしょう。

大きな失敗が考えづらい企業群で、ある程度分散しつつ厚めにポジションを取っておくことで、果敢に挑戦できる枠を作っておくという考えです。

チームの中にも、それぞれの役割分担があるということですね。

しばらくは「安定」企業の方に頑張っていただく局面ですかね。
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