ゲーム株やバイオ株、資産バリュー株には食指が動きません。
また、四半期決算進捗投資法からも距離を置いています。
これはなぜなのかと考えてみると、私はそもそもその企業による価値提案そのものや、その企業を取り巻く長期的な潮流を重視しているのであって、イベントやニュースへの期待に基づいて投資しているのではないからということに気付きました。
既に投資している企業や産業についてはもちろんチェックしておりますが、根が面倒臭がりということもあってその程度です。
ゲーム株やバイオ株に関しては、イベントやニュース次第なのは言うまでもないでしょう。
資産バリュー株もキャッシュの創出力が低迷しているがために低評価を余儀なくされているわけで、保有不動産の再開発や、MBOを含む買収、外部株主からの圧力などのカタリストに期待して行うものであり、基本的にはイベント待ちの投資であると私はとらえております。
四半期決算というある種のイベントを細かくチェックするのも、短期的に株価に大きな影響を及ぼす期待があるからでしょう。
もちろん業績の急激な改善は、その企業の内部で大きな質的変化が起こっている表れの可能性もありますが、その見極めのためには、少なくとも複数期様子を見るなど観察期間を設けた方が良いと考えております。
イベントやニュースによる株価の変動を追っているのか。
それとも企業自らが生み出していく価値の増大に期待しているのか。
コロナ禍という多くの企業にとっての「負のイベント」は、それを各投資家に改めて問いかけているような気がしてなりません。
「負のイベント」の株価に与えるインパクトの大きさから、ひとまず撤退するのか。
「負のイベント」を受け容れつつ、それを上回るような大きなイベントに引き続き期待するのか。
「負のイベント」であっても、目先の株価はともかく、本源的な価値の大きさに与える影響は限定的だと考えるのか。
ここで取る行動が大きく分かれているように思います。
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