嵐の中で輝いて。

ここ３週間ほど、市場に嵐が吹き荒れております。

静かな海ではどんな船も穏やかに波間に浮かんでいられますが、嵐の中では沈む船や大破する船も出てくることでしょう。

企業への投資を船にたとえるなら、嵐を乗り切る自信がないのであれば、いったん港に引き返す選択肢も考えられます。

ただ私の場合は、景気変動のサイクルをも乗り越えていけるような堅牢な船を選んで船団を組んでいるつもりですので、少々ウェイト付けは変えましたが、全体のポジションを減らしたり、スタメンを入れ替えるまでには至っていません。
船底に穴が開いたとも思えませんので。

「ろくすけカブス」で言うと、主に「その他」に乗っていた船員を、より耐久性と推進力のある船に乗り換えさせた感じと言ったらいいでしょうか。

そのため、覚悟の足りない優待目的の株はだいぶ損切りで消えてしまいました。
これらはいわば湾内の遊覧船みたいなものでしょうか。
案の定、ちょっとのことで船酔いしてしまいました（苦笑）

一方で、ありがたいことにこの機会に増やせた優良企業の株も多く、船団はよりたくましくなったのかなと感じています。

業績上のインパクトが出てくるのはこれからですし、まだまだこの波は簡単には収まらないかと思いますが、リターンの源泉を「トレーディング」ではなく「保有企業価値の増大」に置くスタイルは、どうやら続けていくことができそうです。

最後に、柳下先生の力強いお言葉を。

私はまだまだですが、いつかこういう境地に達してみたいものです。