“割安”でないところから選ぶバリュー投資(1)

投資スタンス

自分の投資スタイルを人に説明しようとすると、困ることってありませんか?
(私は困っています)


典型的な分け方としては、バリュー(割安)とグロース(成長)がありますよね。

企業年金連合会のホームページにある用語集によりますと、それぞれ以下のように定義づけされています。

バリュー運用(割安株投資)

企業の利益や資産額などの一定の基準に対して割安な(過小評価されている)株式に投資する手法。PER(Price Earning Ratio 株価収益率=株価÷一株当たり利益)やPBR(Price Book-Value Ratio 株価純資産倍率=株価÷一株当たり純資産)の低いもの、配当利回りの高いものなどが代表的な選択基準であり、例えば、何らかの理由で人気の圏外にあり、株価が割安な水準に放置されていると考えられる株式を投資対象とすることなどが典型である。

グロース運用(成長株投資)

企業収益の成長性等に主眼をおいて選定された株式を投資対象とする運用手法のことで、成長株投資ともいう。製品競争力、商品開発力、業態等からみて、当該株式発行会社の一株当たり利益が伸びると予想される銘柄に投資する運用手法である。グロース株で構成された投資信託をグロース株ファンドという。


困りました。

自分がやろうとしていることは、両方に当てはまる部分があります。。


そもそも、バリュー運用における「一定の基準」とは具体的にどういう水準なのかがあいまいになっています。

「割安」って、何をもってそう言っているのでしょうか?


「割安株投資」という場合、PER15倍、PBR1倍あたりが想定されていることが多い印象です。

でもそれは、本来の意味での「割安」とは違う気がします。

単に指標の水準が低いことを示しているだけで、価値に対して「割安」かどうかとは別問題ではないかと。


むしろハッキリと目に見える形でこれらの水準が低く出ているということは、「安かろう悪かろう」の可能性を示唆していると考えるべきだと思います。

皆が儲けたいと思っている中で、美味しい機会が放置されていることは通常あり得ないと思いませんか?


少なくともなぜ指標が低く出てしまっているかについて、推定しておく必要性は感じます。

事業の安定性に疑義があると見られているのか、成長スピードの持続性に乏しいと見られているのか 等々。


そこから自分なりに世間一般の見方を覆すことができてはじめて、本来の意味での「割安」と言うことができるのだと思います。


私の場合は、結果的にはPER30倍台前後の企業に投資することがほとんどです。

他人に説明する場合、これではバリューとは通りづらい水準ですし、自分ではどちらかと言えば成長に重きを置いて投資する意識よりも、価値に対して「割安」なものに投資する意識の方が強いので、グロースとも言い切れません。

そんな感じでモヤモヤしていたところ、ヒントになりそうなある一つのレポートを見つけました。

(続く)

「長期厳選投資」のように、バリュー、グロースの別から焦点を外す言い方もありますね。
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