近年、強く意識するようになったことです。
儲かりそうな「機会」を探しに行かない。
「いい企業」のコレクションに専念する。
これで投資にかける時間は大幅に減り(適時開示なども、保有株や監視中のものしか見なくなりました)、何より心の平静が保ちやすくなりました。
私などもそうですが、トレーディングで稼げる自信のない人でも、自分から「機会」を探しに行かないというやり方を取ることができるのが株式投資のいいところです。
「機会」を追うから、「機会損失」を意識してしまうのだと思います。
「アレに気付いていたから、本来コレは取れたはずなのに!」とか。
「このテーマが物色されているんだったら、コレも当然マークしておくべきだった!」とか。
そうなると、いつでもご機嫌というわけには、なかなかいきませんよね。
一方、(購入時点では)売るつもりのない「いい企業」を銘柄分散・時間分散で集め、長い時間の中でリターンを得ていく意識でいると、そのような感覚は無くなっていきます。
「ちょっと買うタイミングをしくじったかな」と思っても、期待するリターンの中では小さな問題に過ぎず、すぐに忘れられます。
幸か不幸か、日本株に関しては「いい企業」って限られてしまいます。
投信の構成銘柄やSNSなどで目にしてアンテナに引っかかった企業が、自分目線での「いい企業」かどうかを見定めるために、私は「参入障壁」「長期的な潮流」「各ステークホルダーへの価値提案」「社会的課題の解決」といったキーワードで、脳内スクリーニングをかけています。
(数字を確認していくのは、その後です)
すると、大部分はふるい落とされます(笑)
Yahoo!ファイナンスで監視銘柄をポートフォリオとして登録していても、数としては目の届く範囲で収まってしまいますし、それもあまり入れ替わらないというのが実情です。
株式投資として常識的な範囲のリターンで良しとするならば、監視銘柄を含めた手持ちの中で、ゆっくりとバランスを調整しながら運用していくだけで十分だという気がしております。
「いい企業」が稼いでくれるわけですから。
成功例を目にして欲張りたくなるのは分かりますけど、その才覚が自分に備わっているのかどうか。
それは想像以上に茨の道かもしれません。
たまには、こういう専業投資家がいてもいいと思うのですが、いかがでしょう。
↑ ポチっとお願いします。
コメント
いろいろ難しいこと言ってるけど、ただインデックス投資を勧めてるだけの人?
日本株のインデックス投資がうまく機能してくれれば楽なんですけどね。