それでは投資先メモの具体例です。
ここでは【7085】カーブスホールディングス の「着眼点」「価値提案」「長期ストーリー」について、箇条書きしたものを紹介します。
(元々は自分用ですので、それぞれの詳しい説明については割愛させていただきます。)
着眼点
- (ビジネスモデル)アンバンドリング&ローエンドからの参入。運動習慣ない人向けに、敷居を低くする。
… 「No Men」「No Make-up」「No Mirror」、30分、水回り不要、低料金、予約なし、通いやすさ、中高年女性に絞り込み。 - FCを活用した急速な展開→先行者優位獲得(口コミ効果絶大)。
- (市場)50代以上女性2,500万人に対し、会員数70万人強+男性向けへの展開。通販で健康器具を購入する層がターゲット。
- (競合)既存スポーツクラブは競合に当たらず(幽霊会員Welcome VS 運動習慣継続促進)。
- 加盟店との共存共栄…カニバリ防止(新規加盟店募集停止)・FC複数店運営による出店コントロール。コロナ禍における支援。
- 顧客満足は働く人の満足から…コーチは正社員で雇用安定。ワークライフバランスに配慮した勤務体系。
価値提案
- 「健康生活の習慣化」(励ましながら、続けさせる)。
- 介護予防・健康促進&コミュニケーション(動機付け)…病院の待合室の代替。コミュニティ形成。
- 公的な支援を受けずに、地域の健康づくりに貢献(エスプール的)。
長期ストーリー
- 総本部逆買収→成功した日本モデル(×ダイエットビジネス→〇健康生活の習慣化)の海外FC(欧州)への導入。
今のところ「着眼点」「価値提案」の部分は崩れそうにないです。
全然期待していなかったメンズ・カーブスも形になってきて、今後の楽しみが増えました。
目下、国内でコロナ前の会員数に復元させることで手一杯ですが、早晩海外のテコ入れを本格化させる時期が来ると見ています。
当社への投資を引き上げるとすれば、海外での日本モデル展開の可能性が潰えた時、ということになるでしょう。
と、このようにメモを作っておけば、保有継続根拠(=売りの理由)が明確になるというお話でした。
(終わり)
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