コロナ禍を通じて、元々政府が旗振りをしていた働き方改革の一環としてのテレワークが浸透しました。
実は同時に、従業員の意識の中では「生き方改革」も進みつつあるのかなと感じています。
というのも、カイシャと従業員との間で、関係性や(物理的だけではない)距離感の変化も起こっていると考えられるからです。
カイシャでの滞在時間が減ったことで、従業員のカイシャに対する帰属意識も希薄化しつつあるのが現状ではないでしょうか。
宴会なども行われなくなってきていますよね(元々、参加したくない人も多かったのだと思います)。
FIREブームも、その文脈の中でとらえるべきかなと思っています。
恐らくこうした意識の変化は、一過性ではないのでしょう。
では、ストレスから解放された意識がどこに向かうのかというと、その主なものの一つが「自らの身体」なのではないかと思います。
あのスノーピークはよく「人間性の回復」「身体性を取り戻す」といったメッセージを発信していますよね。
この方向性は働き方改革が生み出した副次的なものとして、不可逆のトレンドとなりつつある気がしてなりません。
自転車、バイク、キャンプ、登山、ジョギング、釣り…
こういった身体を使ったレジャーの盛り上がりは、「ウィズコロナ」ではなく、実は「長期潮流」に近いものとしてとらえ直した方が適切なのではないでしょうか。
そういった評価がまだ一般的でない中で、ニッチな分野に強みを持つ企業は長期投資候補として有望だと考えています。
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