リタイアによって変わった個別株投資への取り組み。

投資スタンス

私が個別株投資に本格的に取り組み始めたのは2008年の春、会社員からリタイアしたのは2019年の春になります。

兼業での取り組みが11年、リタイア後では5年、計16年経過したことになります。

振り返ってみると、長期投資を当初から志向していたとはいえ、その取り組み方にはこの前後で大きな変化がありました。


兼業時代とリタイア後の一番大きな違いは、フロー収入の有無です。

私は兼業時代は、月々の給料や賞与から投資用の資金を除けておき、個別株であっても、あたかも投資信託のつみたて投資のように、少しずつ買い増しするようにしていました

ポートフォリオの中でその時々で安く感じられる株を、時間をかけて買い増ししていく形です。

月によって金額の多寡はありましたが、ほとんどの月で何らかの個別株を購入していたはずです。


ただリタイア後は、配当金とわずかなフロー収入は生活費と旅費に消えてしまい、兼業時代のようなつみたて感覚の投資はできなくなりました

専業投資家は、トレーディングで稼ぐというのが一般的なスタイルだと思います

私もここで選択を迫られ、色々と試したりもしたのですが、最終的には「厳選投資」の方に舵を切ることにしました。

儲けの機会を血眼になって探すことに、リタイア後のせっかくの貴重な時間を投入したくないというのもあります。

人生の残り時間を考えた時、資産を増やすことそのものには一所懸命にならなくてもいいのかなと…


リタイア後のスタイルとしては、例えばポートフォリオの中にA社,B社,C社,D社とあり、株数を増やしたい順にA社>B社>C社>D社である場合、D社を売ってA社を買い増ししていくような形です。

(※ なお、兼業時代は、A社,B社,C社,D社をいずれも存置したまま、A社を買い増す資金的な余裕がありました。ここに大きな違いがあります。)

真剣に選別を進めていく中で、自ずと保有企業数は減っていくことになったのです。


同時に、保有し続けていくことになる企業に対する「オーナー」としての意識が、以前にも増して強まっていきました

厳選して残すからには、しっかりコミュニケーションを取れて、応援し続けられる企業を選びたいですからね。

投資先企業の方々にも支えられ、「自分が本当にやりたかった長期投資はこれなんだ!」と、「長期投資の旅」の楽しみ方が明確になりました。

明鏡止水の精神で臨んで参ります。
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