YouTubeやSNSでは、このところ新NISAの話題で盛り上がっていますね。
やはりわかりやすいからなのか、オルカン、高配当株が人気のようです。
しかし私個人的には、高配当株はあり得ません。
(ついでに言うと、つみたて投資枠に関しても、新たに月々回すだけの資金的余裕が今はないので使う予定はありません。)
なぜかと言うと、「節税のメリットを得るのは、できるだけ後ろ倒しにしたい」からです。
「利益確定をするなら、企業価値が雪だるま式に複利で大きく膨らみきったところで行った方が、おトク感が強い」と思っています。
そもそも配当というのは、企業価値の取り崩しであります。
複利で大きくしていく雪だるまから定期的に雪の塊を頂戴するようなものと考えれば、先食いとも言えるわけで、せっかくの枠をそんな形で消費するのは大変もったいなく思えます。
得られた配当をNISAで再投資したとしても枠を食ってしまいますから、それだったら配当よりも成長投資を優先する企業を選び、その企業自身に再投資してもらった方が良いと考えます。
ということで、投資する対象としては「複利で企業価値が増えていくであろう企業」ということで、結局今までと変わりません。
制度開始に先立って私のブログで特に記事にするようなことも無かったのは、それが理由でもあります。
将来的には高配当株に投資することもあるかもしれませんが、まずNISAの対象にはしないです。
なお私は、「複利」という面から、NISAこそ企業の「競争優位性」やその「持続性」に焦点を充てるべきだと考えています。
特に非課税期間の無期限化により、余計にそう思うわけです。
その一方で、巷のYouTubeでは全然そのような議論が盛り上がっていないのが不思議です。
やはり再生回数稼ぎに徹すると、その選択の是非はともかく、わかりやすさ優先ということになるのでしょうか。
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コメント
巷では、全ての枠をオルカン積立で埋めるというのがセオリーのようになってますね。
そもそも個別株自体やめとくべきというのが一般論に。
私も長いこと投資をしてきて、30でリタイアした身ですが、正直新NISAに関しては難しく考える必要は無いかと思ってます。
というのは、新NISAはNISAと同じで少額がコンセプトの投資です。
1800万程度の投資ということは、「投資の入口を体験してみましょう」という体験版みたいなものですので、好きにやってみたら良いのではと思っています。
投資と間違えて投機に手を出してしまったなどという事には使えないシステムになってますし、投資を体験したことがない人にとっては最適だと思います。
一方、熟練の投資家にとっては金額が小さすぎて誤差のようなものですし、今までの投資法に変化を加えないといけないような影響力はありませんので、皆さん今まで通りで良いんじゃないかなと感じています。
それなのに、新NISAに触れる動画や記事が溢れているのは、ご指摘どおり再生回数や閲覧回数を増やしたいだけの「投資に精通してるフリして稼ぎたい人」が多いだけなのかなと思います。
新NISAは市場への影響力はありますが、個人単位で見れば単なる少額投資なので、どのように使うか考えるのは趣味の範疇ですよね。
コメントありがとうございます。
NISAだからといって、今までのやり方を特に変える必要もないですよね。