経営者と投資家は「混ぜると最強」。

投資スタンス

中神さんの『三位一体の経営』に関して、丸井グループ 青井社長の素晴らしい書評を見つけました。

#008 三位一体の経営


「経営者と投資家は互いの思考様式を学び、交換し合うことで、それぞれの立場で求められる機能を高めることができる。」というのは、きっとそうなのだろうなと思います。

バフェットのように、二つの思考様式が同一人物の中に備わっていたら、それこそ最強です。


ですので、私は投資候補先のIRページを訪れる時、「ここの経営者は投資家脳を持っているか」という観点で見るようにしています。

経営者、投資家両方に共通して求められるのは、「リソースの最適配分」という考え方です。

ただ経営者は、得てして単純な売上や利益の「規模」を追い求めてしまいがちなところがあります。
まず多くの従業員を食べさせていかなければなりませんから。


一方、投資家は「投じた資本に対して、いかにリターンが上がるか」を常に意識しながら、冷静に判断を下すことができます。


経営者でありながら、投資家ならではの思考様式を経営にも活かせているとしたら、外部にいる投資家としてはこれほど頼もしいことはありません。
それだけ思考に余裕を持って経営しているという証でもあるでしょうし。

投資家が株式のポートフォリオの入れ替えを行うように、事業の入れ替えを行うことができる(立ち上げっぱなし、買いっぱなしではなく)。

そんな企業であれば安心して経営を任せられますよね。


私の場合、KPIとしてROE・ROA・ROICといった資本効率に関する目標を掲げていたり、またそれらの長期推移をグラフにしていたりすると、その企業の経営者を信頼してみたくなります。

特に事業部門別に分解しやすいROICを使っているような企業は、隅々まで資本効率に対する意識を行き届かせていたり、事業ポートフォリオの運営に長けている可能性があり、それだけで投資したくなってきます。

一方、やたら説明だけ上手い企業には要注意です。。
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