自分のお金を「生き金」にする。

投資スタンス

直近の日経マネー連載記事に関し、少し補足しておきたいと思います。
私が個別株投資を選好している大きな理由、「自分のお金を『生き金』にする」についてです。

自分のお金を「生き金」にする 個別株投資の醍醐味 - 日本経済新聞
株式投資で3億円を超える資産を築き、アーリーリタイアしたブロガーのろくすけさん(ハンドルネーム)。会社員投資家の夢を実現した実在のスゴ腕投資家が、会話形式のフィクションストーリーを通して、株式投資の取り組み方やノウハウをやさしく解説していきます。自ら先生役として登場し、初心者である架空の若者2人に株のイロハを教えていく...

冒頭の表は、日銀発表の2020年3月末時点における、国内銀行・国内店の資産・負債等の状況です。

これによりますと、銀行は預金として816兆円を集め、それを貸出金、日銀預け金、国債を含む有価証券に回す形となっております。

私たちの預金は、普段はあまり意識しないことですが、銀行にとっての調達手段でもあるわけです。
ただ、その見返りとしての利息は微々たるものです。

それは元本毀損のリスクの低さの裏返しでもあり、受け容れなくてはいけない部分ではありますが、私が何よりも預金のデメリットだと感じているのは、自分でその使途を選べない、何に使わているか分からないということです。

金融システム上、金融機関の経営上の安全性を確保するために、銀行の運用サイドで取ることのできるリスクは限定的です。

そのため、信用力の高い公社債や、回収可能性の高い融資(優良企業への融資、不動産担保がセットとなる住宅ローン等)といった、節度のある運用が心掛けられているはずです(だからこそ利息も少なくなるわけですが)。

ただそれでも、公共債がそこに住む人々にとって必要性の低い公共事業に使われていたり、資金が社会的役割を終えつつある企業の延命のために使われている可能性はあります。

そしてそれを外部からチェックすることは困難です。
もしかしたら、私たちの大事なお金は「死に金」になっているかもしれません。

であれば、自分のお金の行き先を自分で選ぶという考え方があってもいいように思います。

お金に想いを込める。

アクティブファンドでもそれは可能だと思いますし、幸いその選択肢は少しずつ増えてきていますね。

私の場合はそれが個別株投資を行うモチベーションとなっています。

銀行借入を必要としないようなピカピカな企業に対しても、株主として「同じ船に乗り」、価値の創出・分配プロセスに関わることができるのは大きな魅力です。

それが社会の役に立っていると実感できる企業であればなおさらです。

気が付けば、個人として減らしてはいけないお金(目先の生活費・教育費)以外は、ほぼ証券口座に入れている状態です()
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