リスクオンの勢いが急過ぎて、二番底への警戒を解くタイミングも難しかったので、キャッシュを厚めに温存している投資家も多いことでしょう。
トランプ大統領の発言内容を見る限り、米中間の緊張も当面は和らぎそうですし、全体相場としては資金がごっそり抜けるような大きな下落は当面考えなくてよいのかもしれません。
そういえば「セル・イン・メイ」も、今年に関してはあまり聞かれませんでしたね。
ただ株価はV字回復となりましたが、個社ごとに見れば業績は急には戻らない企業も多いのではないでしょうか。
BtoBであれば企業側の投資判断も慎重にならざるを得ず、その影響を受けるところも出てくるでしょうし、BtoCでも「密」に対する根強い警戒感が業績に影を落とすところも出てきそうです。
U字回復ならまだいいですが、L字に留まる企業も一定数は見られることでしょう。
「業績予想非開示」の企業が6割に上るなんて話もありますが、今はそれが幸いしている部分があるかもしれません。
1Q業績発表と同時に業績予想が公表された際、企業によっては
「思っていたより回復に時間がかかりそうだな…」
という印象を持たれてしまい、性急な結果を求める投資家の「失望売り」が出てくることも考えられます。
ですので、周りのアゲアゲの雰囲気に焦って今買う必要は無いのかなと思っています(投資スタイルにもよりますが)。
私も3月半ばは証券口座内のキャッシュがカツカツの状態でしたが、今は少しキャッシュを持つようにしています。
夏場の過度の「失望売り」のチャンスには、しっかり対応できるようにしておきたいです。
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