先月「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の売り切りを実行し、インデックス投資を完全に止めることにしました。
二十数年前にインデックス投信からスタートした私の投資家人生は、これで一つの区切りを迎えることとなります。
投資信託自体も、所得控除が主な目的のiDeCoでの「おおぶね」(アクティブファンド)だけになりました。
止めた理由は、インデックス投資の持つメリットが自分の場合には当てはまらなくなったからです。
よく言われているメリットは、
- 銘柄選択の苦労から解放される
- 分散により「及第点」の投資ができる
- コストが低い
- 少額から始められる(積立に向いている)
- 分かりやすくカンタンで、手間もかからない
あたりでしょうか。
投資に時間をかけられない一方、給与収入から積立のできるサラリーマンにとって、大変相性の良い投資だとは思います。
しかしながら、リタイアして分析にも時間をかけられる今の私にとっては、あえてやる意味がなくなってきました。
以下のことも頭にあります。
- 個々の企業と直接対話もしながら、じっくりつきあっていきたい
- 資産形成に関しては一定の目途がついたので、「及第点」は求めない
- 「ゼロ革命」により売買手数料も不要になった
- 積立に回せるほどの定期収入に乏しい
- 「分かりやすさ」「カンタン」ではなく、投資を通じた「自分の意志の反映」の方を大事にしたい
以前は「海外株式はインデックスで」という考えもあったのですが、海外で立派に戦うことのできる(&円安がメリットとなる)日本株が、ポートフォリオを組むのに困らない程度にはたくさんあることが分かったのも大きいです。
私は「森」が広がっていくのを俯瞰して見るよりも、「森」の中を歩き回りながら成長する「木」を見つけ、一本一本それを見守っていくことに重きを置きたいと考えております。



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