近年は米国株への投資が大流行りで、書店の投資本のコーナーでもそれが如実に表れています。
「米国株に投資すべき理由」を列挙するのは容易ですし、本も書きやすいと思います。
実際、放っておいても株価は上がりますし、それは私個人としても実感しているところです。
それでも米国株をメインとする気になれないのは、私にとっては「楽しくないから」です。
仮説ー検証のプロセスを楽しむ醍醐味に欠けるというのが、その理由です。
米国株の場合、私自身の能力の限界によるところが大きいのですが、情報収集のやり方はどこかキュレーション的で、ネット上の誰かの分析をなぞるような形になりがちです(分析しているようで実はしていない、みたいな)。
結果的に、誰が見ても強いと思えるような、「仕上がった」企業に投資することになります。
これが「楽しくない」。
自分の脳味噌に汗をかく感覚が得られないんですね。
日本株の場合、企業と直接コンタクトが取れ、リレーションを構築できる場もあります。
そのやり方次第では、有益なフィードバックを得ることもできます。
この時点でまず「楽しい」。
情報収集が容易なので、イイところもダメなところも含めて、企業の内容を細かいところ、深いところまでしっかりと把握することができます。
それらを元に分析をし仮説を立てることで、「今は市場から評価されていないが、これだけの根拠があるから、もっと評価されていいはず」といった、自分なりの感触をつかむことができます。
そしてそれが、やがて結果として現れる(現れないこともある、それもまた人生)。
投資に何を求めるかは、人それぞれです。
私の場合、この自分独自の「仮説ー検証」のプロセスがそりゃもう絶望的に「楽しい」から、日本株をメインにしているということです。
ほぼ放置している米国株よりうまくいっているので、なおさらです。
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