なぜ日本の個別株投資なのか?(補足)

投資スタンス

以前、「なぜ日本の個別株投資なのか?」という記事を書きました。


その際、意識しているポイントとして以下の3つを挙げました。

  1. 企業の経済活動、そして経営者の考えをより身近に感じられる。
  2. 情報収集の面で有利な立場にある。
  3. 日本企業の価値創造プロセスに投資家として関わることは、日本を豊かにすることにつながる(と信じている)。

基本的にはこの3つに今も変わりはないですが、「2」についてはちょっと補足しておきたいと思いました。

2-1.他の投資家が考えていることがつかみやすい。

広い意味で情報収集ということにはなりますが、特に「他の投資家が考えていること」について情報が得やすいというのは大きいと思います。

私は「価値」と「価格」の乖離に着目して投資するのを基本線としていますが、「価格」がどのような思惑によって決められているのかを知ることは大きな安心感につながりますし、本源的な「価値」とのギャップが大きければ大きいほど、儲けの機会も広がります。

「この要素は、まだ気づかれていないな?」
「この要素は、過剰に評価され過ぎじゃない?」

こういった部分の肌感覚を得ることは、なかなか外国株では難しいですね。
どうしてもコンセンサスより上か下かという、数字に頼る部分が大きくなってしまうと思います。

大実業家の大原孫三郎の言葉に、以下のものがあります。

十人の人間の中、五人が賛成するようなことは、たいてい手おくれだ。七、八人がいいと言ったら、もうやめた方がいい。二、三人ぐらいがいいという間に、仕事はやるべきものだ。

株式投資も似たようなものがあると考えています。

誰も見向きのしない株を買っても仕方がありませんが、自分の他に良さに気付いている人がまだ少数である段階であれば、買い始めるには一番良い時期ですね。

逆に誰もが「素晴らしい」と認め、本源的な「価値」以上に評価されてしまった株は、売ることも考えておかなくてはいけません。

あくまで「価値」に資金を投じるのが大前提ではありますが、他の投資家がどう考えてこの「価格」をつけているのかという補助的な情報を得やすいというのも、日本の個別株に投資するメリットだと思っています。

大原美術館にもいつか足を運んでみたいと思います。
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