居心地の悪い状況を探す。

投資スタンス


スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)の9月分のマンスリーレポートを読んでいて、思わず膝を打つフレーズがありました。

(ここのレポートは素晴らしいものが多いですね。)

株式投資において市場平均を上回るリターンを達成するためには、居心地の悪いとされる状況でも確信をもって投資を行う勇気が必要だということです。

「真に大きなリターン」は、投資した段階で少数派であった自分たちの意見が、時間を経て多数派意見になる過程で初めて生み出されるものです。


これです。

投資先を発掘する際に、根っからの逆張り気質の私が半ば無意識のうちにやっていたのは、「居心地の悪い状況を探す」ことだったんだなと腑に落ちました。

市場参加者が懐疑的なうちに、真の実力を見抜き、未来を信じて投資するということですね。


考えてみると、私が「ろくすけカブス」に組み入れるほど大きく買う時は、だいたいパターン化している気がします。


・誰もが認める優良企業が、市場全体のショックや、何らかの理由によるコンセンサス未達などで大きく売られているとき。

・中小型株において、真の強みの部分が適切に評価されていないと考えられるとき。

 … 企業の真の強みの部分がそもそも認知されていない、あるいは市場の評価の仕方と自分の評価の仕方とにギャップ(事業成長の時間軸の違い等)を感じるといったケースは、あまり機関投資家の入っていないであろう中小型株に特に多いですね。
 

いずれも、買う時点では「とても居心地は悪い」(笑)

でも上記レポートにあるように、この感覚こそがリターンの源泉なんだと思います。

というか、そう信じるようにしています。


やはり少数派で行くからには、失敗することも多々あります。

でも、それは株価がついていかないということではなく、企業の実力に対する自分の見方が浅はかだったととらえることが大事です。

企業や市場参加者のせいではなく、自分の実力不足。

他責思考ではなく、自責思考。

反省を次に活かしていくことを繰り返しているうちに、やがて「居心地の悪い状況」を楽しむことができるようになるのだと思います。

そういえば日本株に投資すること自体、とても居心地が悪いですね。
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