熊野詣の湯垢離場として世界遺産に登録された川岸の貸切風呂、「つぼ湯」に入ることにします。
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30分の貸切なのですが、少し離れた公衆浴場受付で申し込む必要があります。
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受付はこの公衆浴場の向かい側です。
土曜日だったのもあり、「いまだと長く待つことになりますよ」と念を押されますが、ここまで来たからには入らないわけにはいきません。
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番号札を渡された後はこちらの東屋近くで順番を待つ必要がありますが、前の方が終わった時にこの場に居ないと順番がすっ飛ばされるというルールです。
私の前に2組順番待ちがあり、1時間弱待つことになりました。
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順番が来ましたので中に入ります。
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扉を開けるとこんな感じです。
湯に浸かれるのは2人まででしょう。
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出入口を見上げたところ。
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すぐ脇に川が流れているのが見えます。
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1日に7度色が変わると言われるお湯。
直湧きの湯壺なのでとにかく熱く、朝一番などは特に大量に水を注がないと入るのは困難なようです。
私は午後の遅めの時間だったこともあり、少し加水するだけでちょうど良い湯加減となりました。
この青みがかった色合いといい、お湯自体の強さを感じる中での少しなめらかな肌触りといい、素晴らしいです。
熊野古道を歩いてきた疲れが癒されます。
30分という時間はとても短く感じられました。
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地獄に堕ちて餓鬼姿になった小栗判官が湯治で再生したという伝説も頷ける、魅惑の古湯でした。
なお、つぼ湯に入った人は公衆浴場にも1回入ることができます。
この後入った「くすり湯」で、すっかりリフレッシュしました。
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コメント
つぼ湯に入られたのですね。世界遺産に登録された唯一の公衆浴場です。
比較的近くに住んでいますが、一回しか入ったことがありません。
自分で水を入れて、棒でかき回しながら、小さい頃に入ったお風呂を思い出しました。
安易に生きてきた自分に比べ、真摯に研究し、投資しているろくすけさんの生き方が、
旅の仕方にも表れていますね。
川原を掘ると温泉が出てくる、野趣あふれる、大自然の中の川湯温泉もすばらしいですよ。冬場は仙人風呂も作られます。川原の石が足の裏にあたって、少し痛いですが、健康のための足つぼマッサージと思えば(笑)。
日本36景めぐり、いつから再開しようか躊躇している昨今です。
旅の仕方までお褒めいただき大変恐縮です。
川湯温泉もまた違った雰囲気で良さそうですね。
情報ありがとうございます。