旅行記を続けておりますが、総会にたどり着くまでには時間がかかりそうなので、先に書いておきます。
コロナ禍の中で前年に引き続きeBASEの総会に参加したのは、社長交代のタイミングであるということと、事業の伸びしろを確認したかったからです。
時間短縮となりましたが、その意味では大変満足できる総会となりました。
株主総会
会場は「密」を避ける形の座席配置で60席余、参加者は20名弱でした。
昨年の活況を思えば、だいぶ減りましたね。
議事進行役は常包現会長。
事業報告・監査報告を簡略化し、できる範囲で終了時間を早めたい旨と、予定していた個人投資家向けの説明会を中止する旨の説明がありました。
同日アップされた決算説明動画が↓になります。
毎年このような形で説明(今回は動画ですが)いただくことで、当社の事業内容への理解を深めることができ、大変ありがたいです。
少しずつ内容には変化が現れるので、長期ホルダーとしてはそこに注目したいところですね。
監査報告と事業報告は、招集通知の内容をコンパクトにまとめた形でした。
決議事項は以下の5つです。
- 剰余金処分の件
- 定款一部変更の件
(業容拡大に伴うマネジメントの強化を図るべく、代表取締役2名体制へ移行することに伴うものです) - 取締役5名選任の件
(本総会後の取締役会において、代表取締役を常包・岩田の2名体制にする旨の説明がありました) - 取締役の報酬額改定の件
- 監査等委員である取締役の報酬額改定の件
質疑応答
(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)
時短のため、一人一問として欲しい旨の依頼がありました。
が、質問したのは私一人だけでした(苦笑)
Q
機関投資家向け説明会資料では、住宅業界向けの売上高が前年度比+32.7%と高い伸びを示していた。
売上水準としては現状179百万円に留まるものの、食品業界向けや日雑業界向けのように、9億円を超える売上規模に達するだけの手応えを感じていらっしゃるかどうか、教えていただきたい。
A
住宅業界向けの売上の今後の展望に関するご質問かと思うが、結論から申し上げると食品業界向け・日雑業界向け同様、10億円規模の市場になると考えている。
住宅業界は食品業界と構造がよく似ている。
ハウスメーカーがあり、建材設備メーカーがあり、卸があり、中小工務店がある。
ホームセンターや家電量販店にもリフォームの窓口がある。
これらを含めると、関係する業者の母数は非常に大きい。
衣・食・住でいけば、住も食と同等の規模感があると想定している。
→ 今後力を入れて行くであろう住宅業界の裾野の広さ(ポテンシャル)が私の投資根拠の一つでもあったのですが、私が最も知りたかった事にここまで明確に答えていただけるとは思いませんでした。
質問は他に無く、決議を終えた後は、岩田新社長からのご挨拶がありました。
創業メンバーの一人であり、食品業界のビジネスリーダーを務めていらっしゃったということで安心感があります。
所感
質疑を通じて、やはり会社とのコミュニケーションを取ることは大事だなと、改めて実感致しました。
食品業界からの横展開が進み、ミルフィーユ状()に収益基盤が積みあがっていくイメージがより明確になりました。
仕掛けてはいるものの、まだまだ売上貢献までには至っていない業界もたくさんあり、今後が楽しみです。
また資料には、中長期戦略として「コンテンツビジネスへの新展開」とあります。
詳細は明らかになっておりませんが、過去の経緯を見る限り有言実行の企業ですので、こちらも種まきを終えていずれ業績に貢献してくることでしょうし、無償会員のマネタイズの余地を含め、末恐ろしさを感じさせます。
今回は説明会で常包節を聞けなかったことがマイナスではありますが、質疑の内容込みで評価は★★★☆☆とします。
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