リーマンショック前後の一時期に保有していた企業なのですが、今年の5月に久しぶりに購入し直しました。
株主総会は初参加となります。
中国が伸びて足元は絶好調ですが、この成長がどこまで続くのか、そして経営陣は将来をどのように考えているのか、自分なりに感触を得たかったのです。
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株主総会
78席に対し、参加者は25名前後。
周りを見渡すと、(裕福そうな)人生の先輩方ばかりでした。
後で商品の説明に使われることとなるのですが、議長席の前にはヘルメットが並んでおりました。
役員は新型コロナ対策としてヘルメット着用…ではなくてマスク着用でした。
議長は石田社長。
議長席にはアクリル板が設置されており、マスクを外して話されていました。
事業報告
事業報告は、スライドを使いながら社長が説明(ご参考:決算説明資料)。
64期:2020/9期の計数面を軽くおさらいした後、事業環境と成果について詳しく触れていただきました。
以下にまとめておきます。
- 全体感(63期:2019/9期との比較)
・欧米を中心に一時的に影響あるも、結果的には増収増益。
・北米が代理店2社のうち1社から撤退の申し出あり減少も、中国の伸びで完全にカバー。
・販売量559千個⇒567千個。うち北米向け97千個⇒67千個も、中国が17千個⇒67千個。
・単価30,200円⇒31,000円
・為替は若干の円高も、収益に大きな影響を与えず。
・販管費924百万円⇒736百万円。広告宣伝費・出張費減少。協賛レース・展示会・イベントの中止・縮小。 - 地域別(決算説明資料ご参照)
- モデル別
・フルフェイス65%、フリップアップ17%、オープンフェイス14%、オフロード4%
・インターコム、サンバイザー付モデルを7~8年前より開始。当社が市場を開拓して現在商品の46%に上る。 - 営業利益増減(+537百万円)要因
・中国向け売上要因で+1,678百万円、除く中国向け売上要因で▲936百万円。 - キャッシュフロー
・株式会社太陽の株式取得あってなお、資金は増加。 - 定性課題のおさらい
(→前回株主総会時に発表した課題に対する進捗の発表です。これが大変素晴らしいと感じました。)
・執行役員制の導入 〇
・生産能力増 56万個⇒60万個 ×58.9万個と未達。コロナ禍による稼働減。
・新モデル投入 〇
・ECサイト開設 〇 目標売上高22百万円に対し実績23百万円。
・ショールーム開設 〇 売上高27百万円。
・SHOEI ASIA CO., LTD.(タイ販売子会社)設立 〇 ただしコロナ禍で稼働に至らず。
・PFS(Personal Fitting System)の積極的展開[推進中]
・HUD(スマートヘルメット)上市に向けた確認作業[推進中] - 64期投入モデルの紹介(実物を使って説明)
・J-CruiseⅡ
・Glamster(現状3か月待ち!) - アジア(中国)における販売強化
・なぜ中国で売れているのかは、把握しきれておらず調査中。
・上海に事務所を開設し、なぜ売れているかを自分たちの目と耳で確かめる。代理店の情報はニュートラルでない可能性。
・中国CCC規格(世界で最も厳格な規格)をパスすべく、迅速・真摯に対応したことが結果につながっていると考えられる。
・2018/9期までで12モデル展開していたのに対し、現在4モデルしか規格が通らず展開できていないが、それでも他社のシェアを取っている可能性は高い。 - EC・ショールームの紹介
- 世界におけるシェア
・プレミアムヘルメットと言えばSHOEI。
・リテールベース約800億円の市場で、シェアは約60%。 - SHOEIの強み
・「メイドインジャパンで頑張っているから」
・商品企画力・商品化力・生産力は、メイドインジャパンにこだわることによってもたらされている。
ここまでで開始から32分でした。
決議事項
- 剰余金処分の件
- 定款一部変更の件(公告の電子公告への変更)
- 取締役3名選任の件
- 退任取締役に対する退職慰労金贈呈の件
- 役員退職慰労金制度の廃止に伴う退職慰労金打切り支給の件
- 取締役及び監査役に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入の件
(続く)
本日から旅行ですが、できればその最中も更新したいと思います。ヘルメット画像は次回で。↑ ポチっとお願いします。
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