日本株への投資をポジティブにとらえてみる。

投資スタンス

日本株の全体感として、「値動きが外部環境に大きく左右されやすく、主体性が無い」という印象を持たれることが多いのではないでしょうか。

投資部門別売買状況を見てみますと、東証一部の金額ベースではもはや7割が海外投資家なわけですし、それは仕方ないのかもしれません。


上記の値動きに際してどうアプローチしていったら良いかを考えた時、大きく分けて以下の二つの方向性が見出せるかと思います。

  1. 値動きの大きさに着目し、状況に合わせてミートしていく。

  2. 値動きを気にせず、価値をベースに長期投資をする。


前者については、日本株ならではの日々のボラティリティの大きさがメシの種となります。

資本生産性に劣る企業も多く、全体感として勢いのある右肩上がりが想像しづらい日本株において、こちら寄りのスタンスを採る投資家が大部分なのは納得できます。


後者については、日本株においては確かに難易度が高いと思われます。

ただあえてポジティブにとらえれば、日々のボラティリティが大きいがゆえに、「価値を見て、株価を見ない投資」に向けて、鍛錬を積むには絶好の環境にあるとも言えます(苦笑)


ここで注意すべきは、投資先企業を厳選する必要があるということです。

バフェットはかつて「時間は優れた企業の味方をするが、平凡な企業には敵となる。」との名言を残しましたが、その平凡な企業をつかんでしまうリスクが高いのが日本株です。

市場として良質な新陳代謝が行われず、時間経過とともに価値を破壊してしまう企業が多く残存してしまっているという罠が仕掛けられています。

自分では割安で買ったつもりが、実はそうじゃなかったことが後で判明するという… これは恐ろしいことですよね。


それでも、直近10年間で時価総額が数十倍~百倍超に到達した企業群(レーザーテック、エスプール等々)を見ていきますと、大部分は「長期的には株価は価値を反映する」が実証されているような面々で、「時間は優れた企業の味方をする」に相応の納得感があります。

私自身も、道中は価値の周りを上にも下にも価格は大きくぶれるけど、「まずまずの価格」以下で投資先をしっかり選定(&剪定)できれば、最終的には価値の上昇なりに価格も上昇していくという考えでおります。

日本株に対する期待は総じて低いと見られるだけにチャンスは大きいと感じておりますが、「割安に見える」平凡な企業に投資してしまわないようには気を付けているところです。


日本株に投資する上での二つの方向性について、どちら寄りを選ぶのかは個人によりけりですが(性格や、投資にかけられる時間によるところが大きいでしょう)、どちらにしても、置かれた環境を必要以上にネガティブにとらえなくてもいいとは思っています。

私はマゾッ気が強いのかしら。。
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