(お土産の画像です。カレンダーにはポテトフライ無料券が付いていました。傘はトランザクションのグループ企業が企画したものでした。)
質疑応答(2)
Q
社外取締役が監査等委員を兼任している。
取締役会が年19回、監査等委員会が年17回開催されているが、どう理解したらいいか。
また社外取締役の西さんから見て、取締役会の雰囲気はどうか。社長の独断専行になっていないか。
A
(土井常務)
監査等委員会設置会社において、制度上、監査等委員は取締役が務めることになっている。
業務執行とは別に、株主の立場を踏まえて監視する位置づけ。
(西取締役)
取締役会は定例で月1回のものと、臨時のものとがある。
まねきねこの出店に関する議案が最も多い。
場所に問題はないか、大型店を運営していくに足るノウハウがあるか等を質問している。
あとは、韓国のこれからの見通しや店舗運営について確認する等、活発な質疑が行われている。
Q
カーブスHDの増本社長のお話をうかがうのは初めて。
これまでのキャリアを教えていただきたい。
また今後、腰髙社長との関係はどうなるのか。
A
(カーブスHD増本社長)
大学を卒業後、コンサルを20年やってきた(注:ベンチャー・リンクのご出身ですね)。
カーブスをアメリカで見つけ、創業者と交渉し、権利を取得したのが私。
日本のカーブスの創業メンバーの1人としての自負を持ってやっている。
(腰髙社長)
カーブスHDが独立すれば、私も一株主として対応していくこととなる。
経営全般については、全面的に任せる形。
Q
招集通知が届かなかった。今後このようなことがないようにしていただきたい。
男性のエステ(?)体験がしたい。誰に言えばいいのか。
優待で体験できるはずだ(?)。
A
貴重なご意見ありがとうございます。
→ 質問者は途中から入場してすぐさま不規則質問をされた後、直ちに会場から彗星のようにスピンアウトされました。
Q
商標権190億円の内容が知りたい。
ブランド価値は変わっていくと思うが、どう捉えたらいいか。
A
(土井常務)
商標権はカーブスインターナショナルのもので、今後償却を続けていく。
しっかりと利益は出ているので、減損の懸念は無い。
Q
カーブスに通い始めて5年経ったが、この1年は通えていない。
休会できないか問い合わせたが、できないと言われ、会費だけ払っている状況。
体調不良や入院したりするケースでも、会費を払い続けている人が多いのではないかと気になる。
退会の抑止力になっている面もあるだろうが、戻りやすい方策を考えていただきたい。
A
(カーブスHD増本社長)
貴重なご意見ありがとうございます。
総合的な見地で検討させていただく。
→ ここはちょっと気になりますね。休会の制度はあるようですが、医師の診断書が必要みたいです。会員には上手に対処いただきたいですね。
Q
カーブスHDがIPOした際の上場目論見書に、名前と住所が載るのかどうか気になる。
全株主が載るのか?載せてもらいたくない人はどうしたらいいか?
A
(土井常務)
2万2千人もの株主様がいらっしゃって、とても全員分は対処できない。
有価証券報告書同様、上位10名の記載を予定しているのでご心配いただく必要は無い。
Q
株主優待に魅力を感じているが、スピンアウト実施後はどうなるのか。
A
提供しているサービスが異なるし、両社それぞれで実施の予定。
内容については、決定次第お知らせする。
→ この場で明言していただきましたね。多くの方にとって安心材料になるのではないでしょうか。
Q
スピンオフ後の両社の取引関係はどうなる?
離婚したみたいな関係になってしまうのか?
A
経済的な関係は無くなってしまう。
でも、人間的な関係は続くのではないか。
私も一株主として、見守っていきたい。
ここで最後の質疑とすべく、株主に拍手で賛同を求める場面がありました。
Q
カーブスHDのIPOについて経緯が知りたい。
どういう感じでどのくらい前から話が生じ、また反対の意見はあったのか。
そもそもがコシダカ側からなのか、カーブス側からなのか。
(これは知りたかった内容です!)
また、浮動株比率は両社とも基本的には一緒になり、カーブスHD公募の分だけ変わってくるという理解でいいのか。
A
(土井常務)
後者の質問については、お考えのイメージで概ね相違無い。
(腰髙社長)
カーブスに関わって十数年、思いのほか成長してくれた。
独立については、2年前、私自身が判断した。
そして各役員と相談しながら進めてきた。
カーブスは国内の女性向けがメインだが、健康寿命の延伸はまだまだ道半ば。
今後は男性、全世界に向けても、ヒト・モノ・カネ・情報を投じて欲しい。
カラオケの方はおかげさまで首都圏・駅前・繁華街で伸ばすことができ、2万ルーム・3万ルームの目途も立った。
資金調達も問題ない。
我々の方は、我々自身で力強く進めていくことができる。
ここで終了となりました。
所感
この後、議案の採決に入りました。
印象的だったのは、スピンアウトに関する第4号議案の所です。
賛同を促す言葉の前に、数秒間、腰髙社長が言葉に詰まる場面がありました。
まるで結婚式で立派に育った娘を見送る父親の姿を見るようでした。
おそらくグッと込み上げるものがあったのでしょう。
腰髙社長の穏やかなお人柄が随所に感じられる総会で、ほっこりした気分で帰途に就くことができました。
ちょっとしたドラマみたいな部分もあり、参加できて良かったです。
カーブスHDの増本さんはまた違ったタイプの「切れ者」の社長というイメージで、独立後はどういう手腕を発揮されるのか注目です。
総会全体の印象は良かったですが、少し質問に対する回答が不十分な面も散見されましたので、評価は★★★★☆とします。
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