株主総会参加は昨年に引き続き2回目となります。
今回は経団連会館での開催です。
(簡単ではありますが、昨年の記録はコチラ↓)
普段のIRは春日取締役グループCFOが対応されることが多いのですが、株主総会は森川社長からお話を伺える貴重な機会となりますので、個人的には参加はマストなのであります。
もう1ヶ月近くも前のことなので、詳細を思い出せない部分が多々あるのですが、たまたま隣に座っていただいたなちゅさんの記事を参考に記憶を呼び戻しつつ、半ば強引に不正確ながらもまとめておきたいと思います。
株主総会
席は140強に対し、出席者は70~80名程度。
決議事項は以下の3つです。
- 剰余金の処分の件
- 取締役4名選任の件
- 監査役1名選任の件
報告事項については招集通知は使わず、スライドを別に用意して森川社長が力強く説明されておりました。
せっかくなので、記憶があいまいな部分は私自身の解釈に頼りつつも、当社事業内容の復習も兼ねてその内容を以下にまとめておくことにします。
(「その他の事項につきましては、事前にご高覧いただいていると存じますが、P.4~39に記載されている通りです。」と、他社の報告事項でありがちな長たらしい「読み上げ」をバッサリと切ったのには、心の中で大きな拍手です!)
会社の使命
「経営情報の大衆化」により、グローバル・グループ・ガバナンスの進歩に貢献し、社会の公器(100年企業)を増やす
企業グループ内のそれぞれの組織長が、部下に対して説明責任を果たせるようにする。
すなわち、事業を担う全ての人に経営情報を展開できるようにすることを通じて、それぞれの企業価値向上に貢献することが、当社の役割であるという説明でした。
連結会計システム導入企業の推移
資本コストを把握し、資本コストに見合うリターンを上げるための事業ポートフォリオの見直しを求める
連結会計システム導入企業数の推移(現状1,000社超)を示したグラフとともに、上記のフレーズが記されたスライドを元に、日本において求められるガバナンスの強化、及び足元のコーポレートガバナンス改革加速の流れについて説明がありました。
企業価値向上に向けて、企業には以下の2点が求められています。
- 戦略としての「攻めのガバナンス」~事業ポートフォリオの見直し
- リスクマネジメントとしての「守りのガバナンス」
いずれにおいても「経営情報の見える化」(→「経営情報の大衆化」へ展開)が必要で、それは持続的な企業価値創造には欠かせないということです。
グループ経営における問題、内部統制/内部監査の問題
海外に子会社を保有する企業数の増加だけでなく、その海外子会社数も増加するに従い(1993年1.2万社→2018年4.7万社)、リスクコントロールの重要性とその難易度も飛躍的に高まっております。
(私がまさに「長期的な潮流」として、当社への投資を始めた根拠の一つでもあります。)
また、リスクマネジメントにおいては、現場という第一のディフェンスライン、それに牽制を行う財務・品質管理・セキュリティ等の第二のディフェンスラインに加え、経済産業省の後押しもあり、内部監査という第三のディフェンスラインに今まさに光が当たり始めています。
いずれにおいてもITの活用が不可欠であり、当社はまさに成長市場に身を置いているのだという説明でした。
以上が主に外部環境に関するものです。
(続く)
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