1年数ヶ月もの間、下げトレンドが続いていたeBASE。
色々思うところがあって、一時期に比べると当社について言及するのは控えめにしておりました。
ただ、ここに来て下値では買いが少しずつ入るようになった感があり、底割れの可能性がやや薄れた印象もありますので、そろそろ収集してきた情報に基づいて前向きなこともぼつぼつ書いていきたいと思います。
コロナ禍によるプラスの側面。
ごく最近まで「業績停滞→成長性の鈍化懸念」を発端に、売りが売りを呼ぶ展開にあったと認識しています。
「コロナ禍による『商談遅延』『案件の先送り』『進捗に遅れ』がいつまで続くのか?」「停滞は一過性のものではなく、これらは単なる言い訳に過ぎず、成長はもう頭打ちになったのでは?」みたいな疑念を抱いた方も多かったのではないでしょうか。
でもそれはちょっと短絡的で、株価推移に思考が引っ張られ過ぎではないかと、個人的には思うところです。
当社の場合は特に、短期業績(進行期の予想も含めて)はあくまでも遅行的な数字に過ぎず、その先にある(シーケンスのある)ストーリーを踏まえて投資判断を行う必要があると考えています。
つまり、今期予想PER×EPSで判断するのはナンセンスであり、散発的にリリースされる細かい情報を収集しながら、底流にあるストーリー、及びその実現による未来の姿を考察していかないと、判断を誤りかねないということですね。
コロナ禍は長いスパンで考えると、当社にとっては実は大きなプラスの面がありました。
それは、近未来に向けた新サービスの開発・リリースの加速です。
個別に手間のかかる受託開発・カスタマイズ案件への対応がコロナ禍で停滞したことを逆に利用し、捻出できた開発余力を活かして一気に次々と形にすることができました。
e食シリーズに続く、インバウンド需要を見越した「Drugstore Navi」、外食産業向けの「RECIPE eBASE」。
これらをコロナ終息に先駆けリリースできたことは、「アフターコロナ」でメリットを受けるであろう業界に対する、前倒しでの販売促進につながります(元々、2025年の大阪万博前を一つのタイミングとしてイメージしていたようです)。
「今月の売買」のエントリーで、「(実はむしろ、だからこそ)水面下では随分と物事が進展していることを確認しています」と書いたのは、一つにはこのことがあります。
そして今回、より大きなインパクトを持つであろう「e住なび」がリリースされました。

なぜか株価はあまり反応していませんが(底打ちの役には立ったかと思いますが)、私はこのサービスこそが成長再加速の大きな武器になると見ております。
次回はそのように考える根拠について説明していきます。
(続く)



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