本日、2Q決算発表がありました。
事前にある程度数字を予想はしていたのですが、結果は「満点以上」でしたね。
改めて当社の底力を感じた次第です。
2019年11月に上場して、もうすぐ2年になります。
四半期単位の業績としては二回り分が出揃いましたので、その推移が分かる一覧表を以下に貼っておきます。
四半期推移と2Qの結果について
当社に関しては、売上総利益率と棚卸資産の推移をチェックする必要があり(「株探」では不十分。そこが投資としては狙い目でもあります)、そのために独自に作成している表からの抜粋になります。
この2Qに関しては、コロナ禍による「意図せざる在庫」を解消できていることから、売上総利益率の改善が期待できる状況にあったため(以下の過去記事ご参照)、前期2Qの売上総利益率60.4%からは、願望込みで+3ポイント程度の上昇を予測しておりました。
実際には+4ポイント上昇での着地!
「凄いな、どうやったんだ!?」って印象です。
7月いっぱい「2足7,700円」という、エキセントリックなセットフェアを延々とやっていたというのに…
前年度の経験を活かし、緊急事態宣言の常態化を想定してしっかりと対応してきたのは、流石としか言いようがありません。
ECチャネルの成長もあって、卑弥呼を連結済の前年度2QとのQonQで、売上高も+15%としっかり伸ばしてきました。
アパレル全般の状況を鑑みても、相当優秀ですね。
3Q以降の見通し
3Qに関しては、天候不順によるリスクはあるものの、引き続き売上総利益率の数ポイントの改善は期待できそうです(上表ご参照)。
1Q末から2Q末の推移を見る限り、在庫のコントロールもしっかりできています。
卑弥呼の旗艦店オープンによる認知度向上、ナースシューズや「跳べるパンプス」のリリース、NICALの出店といった材料も目白押しですし、四半期業績の季節性からして、数字的にも通期の利益計画については達成が十分見えてきました。
その先の海外展開の活性化も期待したいところ。
株価も陰線続きの日々から、ようやく解放されそうです(投げ売りを誘いながら、誰かが集めていたのかな?)。
当社への投資に込めた想い
今後の展開に関する期待など、定性面ではまだまだ語りたいことがたくさんあるのですが、それは決算補足資料がリリースされてから改めてということにしたいと思います。
ここで私が当社を応援する意味合いについて少し。
パンプスがたくさん売れることは、コロナ禍からの経済正常化の証でもあると考えています。
短中期的には、当社への投資にそんな想いを込めています。
そして長期的には、これからの日本には欠かせない「女性が活躍できる社会」という大きな(大げさな)テーマに対する想いも、当社への投資には投影しています。
「婦人靴」をその象徴としてとらえています。
当社自体も女性が輝ける組織文化を持ち、医療従事者支援で見られたように社会貢献意識も高い企業だと思っておりますので、その成長を末永く見守っていきたいと考えています。
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コメント
素晴らしい決算でしたね、おめでとうございます!
ダブルエーは出来高が少なく、総資産の10%以上を買い進めるにはなかなか勇気がいると思われるのですが、それを可能にしたのは、業績への自信、経営陣への信頼、経営指標の優秀さ、といった点からでしょうか?
最近出来高が少ないけど先の業績見通しに自信のある銘柄に総資産の何%まで資金を投じるか悩んでおります。
ありがとうございます。
とりあえずホッとしています。
買い進められたのは、ご指摘のことと、業界環境的にここを総合力で脅かすような競合はまず現れないだろうという読みからですね。
あとはポートフォリオ全体のバランスの中で、手堅くて流動性も極めて高い先がある程度の割合を占めているので、多少思い切って低流動性の企業に投資してもよいと考えたのもあります。いざという時に換金できる投資先が別途あるということですね。
会社の分析興味深く読ませていただきました。
パンプスの売れ行きで経済正常化を見たり、ヒールの高さでその度合いをまた確認する「足元見て」景気動向見るのは興味深かったです。
まぁ基本突っ込みどころが見つけにくい会社と思いますが、敢えて言うならどんなところが気になるポイントでしょうか?次回そんなことも盛り込んでいただければと思うものです。
承知しました。
次回書くときに意識します。
いつも役に立つ情報ありがとうございます。
私もろくすけさんに近いポジションを保有し、ここに賭けてるので、この好決算は本当に嬉しいです。
緊急事態宣言下でろくすけさんの予想通り本当に前年同期を上回るのか、半信半疑でしたが、おっしゃる通りになって、さすがです!
Twitterで、”IR照会で改めて強みを確認できて震えております。”
と仰いましたが、何か新しい材料ありましたか?
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
IR照会の件ですが、そこで新しい材料を得たということではなく、
厳しい環境下での取り組みを通して、その足腰の強さを実感させられた、という感じです。
決算補足資料がリリースされてから記事をまた書くつもりでおりますが、
その流れの中でうまく言語化できればと思います。