質疑応答の続きです。
質疑応答(2)
Q
先日訪れた新宿中央東口店の接客が素晴らしかった。こういうメガネ屋さんを求めていた。
雑音に耳を貸さずに、まっすぐ伸びて欲しい。
メガネは買回り品で、一回買ったらしばらく買わない。
リピート対策として、接客時のご紹介依頼があってもいいと思う。
あとはユニクロのフリースのように、マスコミに採り上げられる大ヒット商品を作って欲しい。
ワークマンなどはユーチューバーをうまく活用している。
A
3~4年が一般的な買い換えサイクルとなるが、距離・明るさ・疲れ具合、用途に応じて複数所持を提案することでそのサイクルを短くしたい。
合わないメガネは脳への負担が大きい。そこを丁寧に説明していく。
リピート対策としては「HYPER保証プレミアム」を推進している。
紹介については、家族や友人にもお話いただけるよう、ご購入の後2~3ヶ月でDMを送ることで対応している。じきに届くと思う。
大ヒット商品を作る力は、残念ながら弊社にはまだ無い。
ただ我々には、信じられないような52項目もの「検査」がある。他社は10項目しかない。
これこそがヒット商品。どうかご理解いただければと思う。
(当社の強みを浮き彫りにする、良い質疑であったと思います。)
Q
私のメガネは御社のものではないのですが(苦笑)、第1号議案に関してお伺いしたい。
私は150円で取得した。アイケアに対する姿勢に魅力を感じて長期投資の観点で保有している。
ただ残念ながら、株価は滑り台のごとく下がる一方で、投機的対象にもなってしまっている。
ここまで下がらなければ、株式併合まで考えなくても良かったのでは?
株価下落の要因、投機的対象とみている株主の割合、併合による効果をどうお考えか、お聞かせ願いたい。
A
株価の分析は会社としても当然行っていて、いくつか要因もあるのだろうが、今が高いと思わせてしまっていること、将来性を感じていただけないことが大きいと思う。
クオーターごとにしっかり数字を作っていく必要がある。
卸をグループに入れたのには、安定した業績を刻んでいく意味合いもある。
私見になるが、再生フェーズにおいて株数が増えすぎたという認識。
色々な施策を行うにあたっては、併合を行う必要があると考えている。
ご質問者様には、ぜひ当社の検査を受けていただきたい。
「これが星﨑の言っていた検査か」と実感いただけると思う。
Q
(招集通知への正誤表の同封に加え、会場受付でも正誤表が配布されたことを受けて)
間違いが多すぎる。会社としてチェック機能が働いていないのではないか。
会社の発信する文書に不信感が出てくることを懸念している。
(この後、増減資に伴う資本金の減少に関する質問がありましたが、割愛します。)
A
このような間違いを繰り返してしまったことを深くお詫びする。
再生を進める中で本部機能を圧縮した経緯があり、充実した体制が取れてないのが実情。
経営陣のテーマとして、今後改善を図っていく。
Q
私は128円で購入した。
ウェアラブル端末のリリースが延び延びになっているが、そのことでアナリストの評価に悪い影響を与えているのではないかと心配している。
A
b.g.(ウェアラブル端末)の出荷は開始済み。
後ろ倒しになっていたのは、チェックにチェックを重ね、完璧を期すため。
両眼視で眼に負担をかけないウェアラブル端末は他のどこも出していない。
ハンズフリーの概念は各業界に支持されている。
必ずや利益貢献する商材に育て上げるべく努力中だ。
Q
b.g.の赤字により会社として減益となっている。b.g.の黒字化はいつになるのか。
A
減益に見えるのは、のれん代の償却によるもの。
EBITDAをご覧いただければ分かるが、グループ全体のキャッシュ創出力は上がっている。
Enhanlabo(b.g.の企画・開発・販売会社)の業績は公表していないが、黒字化は遠い将来ではない。
Q
株式併合により、株主の72%を占める個人株主の多くは単元未満株主になってしまう。
そのことをどうお考えか。
A
株式併合はここ数年来考えてきたことで、再生の過程においてどこかで踏み切らなければと思っていた。
そのタイミングが来たということ。
併合前1,000株となる株主の方には、プラスαの優待を用意させていただいた。
今後ともご期待に沿えるよう、精進して参りたい。
Q
b.g.の実機を体験できればと思っていたが、今回の総会会場でそれが実現され嬉しく思う。
寝転がりながら画面を見ることもできるし、思っていたより良い商品だった。
(これについては次回以降のエントリで書きます。)
社長は2年前の総会でBtoCの可能性を探ると仰っていたが、その辺りの考えをお聞かせ願いたい。
A
まだまだデザインが武骨で、あれを着けて街を歩くのはどうなの?という気がする。
限られたリソースの中では、BtoBを優先したい。
(続く)
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