株価という影。

投資スタンス

株価は欲望と恐怖のはざまを這い上がるといわれています。ある企業の価値は欲望の側から光を当てると影が大きくなり、恐怖の側から光を当てると小さくなります。そしてその影は毎日、毎秒、変化しているのです。

岡本和久『お金と心――200パーセントのしあわせ持ちになれるシンプルな生き方 』


株式の本源的価値が実体とすれば、株価は影。

この影を映し出す光にあたるものが、投資家の心理。

欲望と恐怖の間を激しく行ったり来たりすることで、影(株価)は伸びたり縮んだりして、大きく揺れ動く。


これは岡本和久さんが昔から仰っている考え方なのですが、私もいつでもこのイメージを持ち、影ではなく実体(株式の本源的価値)の方に目を向けるように心がけておりました。

一所懸命に影の動きを予測し、それに基づいて売買を繰り返したりするようなことはせず、あくまで実体の状況を見て対応していこう!という感じで。

コロナ禍においても、このように影ではなく「実体にどのような影響があるか」に意識を集中していたので、ダイナミック過ぎる影の動きに惑わされずに済んだのだと思います。


株式には価値の裏付けがあることを、意識としてしっかり持てるかどうか。

これが、光の向きを考えながら影を追っていく投機家なのか、超然と価値の成長を見守る投資家なのか、その分かれ目になるのではないでしょうか。

危機時に適切に対応できるようにするためには、自分がどちら寄りなのか、自分自身であらかじめ知っておくことが大事ですね。

なお、イナゴ投資家は実体も光もよく見えていないので、厳しい戦いを強いられるのは必然だと思います。
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