なかのアセットマネジメントに移られた山本潤さんによる、「クオリティ・グロース投資」の入門書となります。
長期にわたって業績成長が続き、しかもその確度が高い企業をいかに選ぶか。
「グロース」とは、業績（売上や利益、配当）が長期にわたって成長の見通しがあること。
「クオリティ」とは、そうなる確率が高いこと。
「利益の成長期間」と「その期間における平均的な年率成長率」、および成長シナリオの実現可能性（確度）がその選定の決め手となりますが、「クオリティ・グロース」の要件を満たす企業にはどのような特徴があるか、そして統計学の力を借りてどのようにそれを探し当てるか（ここは解説が他に比べて難しいですが、特典で数式入りのエクセルデータが付いておりますので、シートに従って再現することは十分可能です）が解説されています。
キーワードは「拡大再生産」。
それを成し遂げられる企業の見出し方、有用な着眼点（需要と供給、市場、経営手法、人材他）について大変丁寧に整理されていて、自分にとってバイブルになりそうな予感です。
「複利」は投資先企業に任せてこそ、ですよね。
自分でガチャガチャ動かしてではなく。
私はそう思っています。
この本は、インデックス投資を上回るパフォーマンスを「厳選投資」によって成し遂げたい方にとって、勇気を与えてくれる本になるでしょう。
何しろここで書かれている考え方を元に、山本潤さんご自身が なかのアセットマネジメント でそれをやり遂げようとされているのですから。
時間を大いに味方に付けられる若い方だけでなく、「良い企業」への投資によって資産を引き継ぐことを視野に入れている（私も考え始めております）、50歳以上の方にもおススメです。
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わかりやすく解説！山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念 ＝長期投資銘柄発掘＋自分専用ＮＩＳＡつくりセミナー＝ | 殿堂入り株式メルマガ 億の近道 (okuchika.net)
大型株への投資のしかたが分からない方にとっては、特に参考になる本ではないかと思います。
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