「今日」には、これから起こることの萌芽がある。
現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
2040年に起こるであろう「ありのままの未来」を、現在のデータを手掛かりとして予測する内容となっております。
テクノロジー、年金・税金・医療費、医・食・住、天災…
目次の通り内容は網羅的で、一つ一つのトピックがコンパクトにまとめられており、非常に読みやすいです。
これからの20年を視野に入れた時、投資先・投資候補先がはたして長期投資に耐え得るのか、チェックリスト的に使ってじっくり考察するのにも役立つ本ですね。
- これから良くなる産業
- これからも引き続き必要とされる産業
- これからは厳しくなる産業
これらを分類するのにうってつけです。
本を読み進むにつれ、やはり人口動態の面から日本の未来に対して暗澹たる気分にもなってきます。
それでも日本企業の中にも、上記1・2の産業に属する企業がたくさんあることに気付かされます。
(技研製作所などはまさに!)
利益の源泉は課題解決にあると考えれば、その材料は豊富にあるということです。
「最悪の事態を想定しながら未来を描いておけば、あなたの人生はそれよりも悪くなることはない。」
終章にあるこの言葉、これは投資にも人生にも言えることですね。
肝に銘じておきたいです。
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