複眼経済塾の小笹さんよりご恵贈いただいた本です。
ありがとうございました。
渡部塾長や小笹さんをはじめ、同塾の経営陣がこれまで参加した株主総会の社数は300以上にのぼるそうで、私なんかよりよほど多くの場数を踏んでいらっしゃいます。
そんな経験豊富な方々によるこの本は、主に3つのパートがあると感じました。
- 豊富なご経験をもとにした、株主総会ってこんなにドラマチックで面白いんだよという、「紹介」のパート。
- 株主総会で何を感じ取るべきか、どんな質問(未来に関する質問等)をしたらいいかという、「ノウハウ」のパート。
- 「消費者=株主」「ファン=株主」となり、個人株主の存在感を高めていきましょうという、「提案」のパート。
特に参考になったのは、株主総会での質問において本題に入る前に、応援している旨、「自分は味方」である旨を伝えるという点です。
これはその場での先方の緊張感を和らげる意味でも、ぜひ心掛けようと思いました。
本音ベースのところでは、「個人株主は邪魔くさい」と思っている企業も多々あるのではないかと感じるところはあります。
しかしながら、私たち一人一人の意識を自ら変えていくことによって、投資先企業の意識をこちらに振り向かせることも十分できるのではないでしょうか。
この本は企業と個人株主との関係を良質なものにしていくためのヒントが満載で、株主総会になかなか参加できない方にとっても得るところが多いと思いました。
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