「もったいない企業」。

投資スタンス

「もったいない」と言っても、サステナビリティのお話ではありません。

リンクスリサーチの小野さんが最近紹介されていた投資信託で、「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」というものがあります。
(直近2024年4月の運用レポートはコチラ

こちらは、「成長力」「資本効率」「規律ある経営」の3つの切り口に着目することで、高い実力がある一方で課題を抱えているために評価されていない「もったいない」企業を特定し、課題解決に向けて継続した対話が実施可能な企業を選別しているファンドです。

この「もったいない企業」という着眼点がいいですね。

課題を伝え、改善に取り組んでいただき、その結果として株価や財務諸表の改善を確認できたら最高ですね。


私自身も、素晴らしいものは持っているのに、その価値が投資家の間で共有されておらず、評価につながっていない、「惜しい企業」(私自身はこのイメージでした)への投資をメインに行ってきました。

確かにフィデリティさんと違って、グローバルな調査体制と長年の実績による信用力、すなわち企業に対して課題解決に向けた行動変容(事業ポートフォリオの組み換えなど)を促す説得力は、個人投資家として持ち合わせておりません。

しかしながら、中小型株であれば、継続した対話は個人投資家でもできることは実感しておりますし、少なくとも課題を伝えることはできると思うのです。

特に、投資家に向けた情報発信の在り方に関して。
(その意味で、「惜しい企業」というイメージなんです)

企業によっては色々なしがらみからオープンにできない部分があることは重々承知しておりますが、それを踏まえつつも「こういう発信のしかたはあるのでは?」といった気付きを得ていただけるような提案を、長期投資を通してリレーションを築きながら行っていきたいと考えています。

「ザ・ベストテン」(古い…)で言うところの「今週のスポットライト」的に注目が集まるよう、少しでも力になれたらと思います。
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