ご存知、希代の”優待バリュー投資家” みきまるさんの渾身の新刊です。
私はみきまるさんとは面識はないのですが、今回ご恵贈いただき、ありがたく読ませていただきました。
みきまるさんの凄いところは、圧倒的な読書量と、先人たちからの学びを長年かけて取り入れながら、自分のスタイルを創り上げていく点にあると思っています。
「優待バリュー株投資」の手法そのものは、雑誌やブログ等で既に多くの投資家に認知されているところと感じておりますが、この本の価値はみきまるさんの学びのプロセスを追体験できる点にあります。
その意味で、優待株投資にさして興味のない方にも「刺さる」本ではないかという印象を持ちました。
特に売買事例が豊富で、失敗からの学びもあり、「売り」の判断に関して多くの紙幅が割かれている点は出色です。
私も待機資金における優待株投資、「優待いけす」からの引き揚げ等の部分で、以前からみきまるさんを参考にさせていただくことも多かったのですが、この本からは手法以上のものを多く得られた気がします。
「まだまだ上達の余地がありますし、そうしなければ変化し続ける市場に取り残されてしまうでしょう。」
どんなに経験を積んでも、学びに終わりはありません。
みきまるさんのこの姿勢は見習わなければなりませんね。
普段から自らの学びを惜しげもなく還元してくださるみきまるさんには、本当に頭が下がる思いです。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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