個人投資家としての強みを活かす。

投資スタンス

機関投資家と比較した時、個人投資家は一次情報を含めた情報へのアクセスの面やインフラの面では不利であるものの、逆に有利な点もいくつかあります。

よく言われるのは、以下の3つかと思います。

個人投資家の3つの強み。

  1. 流動性を気にすることなく、小型株にも投資できる。
  2. 他の投資家や指標と比較する必要がない。
  3. ターム(期間)がない。

1は、資金量の少なさを逆手に取り、「未来の大企業」を夢見つつ、時価総額の小さな企業にも投資できるという自由さですね。
まだ時価総額が100億円にも満たないような小さなうちに買っておいて、機関投資家に後で自分の眼力の正しさを証明させる。
これは個別株投資の大きな醍醐味ですよね。

2は、機関投資家の場合は商売の相手がいる以上、パフォーマンスを示す必要がありますから、他社に負けないよう、インデックスに勝てるように行動が制約されてしまいますが、個人投資家にはそれがないということですね。銘柄選びも自由です。

3は2とも関係するのですが、期間を区切る必要がなく、それぞれの時間軸、尺度で自由に取り組めるということです。
私はこれが一番大きいと思います。

三井住友DSアセットマネジメントの木村忠央さんは、とある記事の中で、1年間のリターンを気にするストレスから逃れられるはずの個人投資家を「羨ましい」と話されていました。

強みを活かすために。

私はやはり、株式投資は長期スパンで臨めば、成長していく投資先のビジネスそのものに向き合える分、儲けやすいと考えています。
それを自由にできるのが、個人投資家ならではの特権ではないでしょうか。

そういう姿勢で取り組む人間は、結果を急ぐ必要はありません。
プロとわざわざ同じような環境に身を置くことはありません。

タームがないという強み、他と比較しなくてもいいという強みを活かすために、私は年初来パフォーマンスを計算しないようにしています。

数字があるとどうしても他の投資家のパフォーマンスが目に入ってきますし、それによって余計なストレスを抱えてしまいかねません。
取り組む時間軸や価値観は、個人個人で全く違うにもかかわらず。

私が心掛けている投資は、1年単位でリセットされる類のものではありません。

タームの意識がなくなれば、行動も自由になります。

例えば、投資先が少なくとも今年いっぱいは低調な業績が続く見通しだとしても、2~3年後には明るい未来が高い解像度で想像できる場合、目先のパフォーマンスなどにとらわれず、皆に見放された安いうちにじっくり買い集めて待つことができます。

私にとっては、長い目で見て資産が増加傾向にあることが確認できれば、それで良いのです。
状況のモニタリングを行う必要はあるにせよ、それを別に年単位で区切る必要はないと思っています。

個人投資家である強みを活かす工夫について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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