誰が見ても非の打ちどころのない「素晴らしい企業」。
将来そうなる可能性は認められるものの、まだそこには至っていない「予備軍」。
どちらに投資したいかと言えば、本音としては後者です。
そして、
・成長の道筋は見えているものの、明確なボトルネックがある
・外部環境の急変により、本来の実力が発揮できずにいる
といった状況がハッキリと見えていれば、より肩入れしたくなります。
厳しい局面を経ることによって、企業体質はより強靭になっていきます。
現在の「素晴らしい企業」も、過去からずっとそうあり続けたわけではありません。
・既存事業が行き詰まり、経営危機に陥った(建て直すか、違う方向性を模索しなくてはならなくなった)。
・清水の舞台から飛び降りるつもりで、当時としては身の丈を超えた設備投資を行った。
得てしてこうした時期を何らかの形で乗り越えたからこそ、コア・コンピタンスの獲得(あるいは再発見)・強化につながり、現在の繁栄を築いているのです。
私のポートフォリオ内の企業も含め、そうした例は枚挙にいとまがありません。
(だからこそ、企業沿革を見ておくことはとても大事だとも言えます。)
私は厳しい局面を乗り越えるプロセスを、企業とともに歩んでいきたいという気持ちが、たぶん人一倍強いです。
だから選ぶのは「予備軍」であり、究極的には中小型株厳選投資をやりたいのです。
資金効率を考えれば、それを乗り越えることが確実になったところでエントリーするのが正解でしょう。
でもそれは、自分が投資でやっていきたいこととは違います。
ある程度の資産を築くことができたので、「予備軍」の割合を高めているのがここ1~2年の行動です。
(相場には思いっきり逆行していますが 苦笑)
ただ「予備軍」だけでは、失敗するリスクも大きいです。
「素晴らしい企業」の暴落局面の買い(→比較的短期間での反発期待)と組み合わせながら、なんとか私自身もこの局面を乗り越えていきたいと思っています。
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